譲渡価格が上がる居酒屋の居抜き物件とは?
2018年12月22日
居酒屋を経営している方の中には、居抜き譲渡によって造作譲渡料を得たいという方もいるでしょう。
居酒屋の居抜き譲渡価格が高い物件を譲渡すれば、閉店後経営を再開させたり、別の事業をスタートさせたりするための足がかりになります。
今回は居酒屋の居抜き譲渡において、譲渡価格が上がりやすい物件について解説します。
○居酒屋で居抜き譲渡をする際に譲渡価格が上がりやすい物件①厨房設備が充実している
居酒屋で居抜き譲渡をする際、厨房設備が充実している物件は譲渡価格が上がりやすいです。
居酒屋は非常にライバル店が多く、単純に美味しいだけでなくオリジナリティーも併せ持った魅力的なメニューを作らなければ、なかなか集客に繋がりません。
厨房設備が充実していれば、新しいメニューの開発もしやすくなるため、居抜き譲渡価格は上がるでしょう。
ほとんど内装を工事せずに使用できる状態であれば、なお良しです。
また、排気・排水設備がしっかり機能しているかもポイントです。
特に排水における油を分離してくれる設備である“グリストラップ”が機能していれば、次の経営者は大規模な工事をする必要がなくなるため、居抜き譲渡価格は上がるでしょう。
○居酒屋で居抜き譲渡をする際に譲渡価格が上がりやすい物件②物件の規模が大きい
居酒屋の居抜き譲渡価格には、譲渡する物件の規模も大きく関係します。
居抜き譲渡価格が上がりやすい物件は、大勢の団体客を取り込めるスペースのある物件です。
忘年会や新年会、送別会など、団体客が居酒屋に訪れる機会は年に何度もあります。
居酒屋は団体客の来店で大きく利益を上げることができるため、広い物件の方が居抜き譲渡価格は上がりやすいということです。
また団体客が取り込めるスペースのある物件は、後々その物件を再び居抜き譲渡する場合でも、高く譲渡できる可能性があります。
したがって、買い手が後々居抜きでの退去を考えている場合、なおさら広い物件の居抜き譲渡価格は高くなります。
そして来客用のスペースだけでなく、厨房のスペースが広い物件も転用性が高いため、居抜き譲渡価格が上がりやすいと言えます。
○居酒屋で居抜き譲渡をする際に譲渡価格が上がりやすい物件③衛生面に優れている
衛生面に優れている居酒屋も、居抜き譲渡をする際に譲渡価格が上がりやすいでしょう。
これは飲食店全般に言えることでもありますが、食品を扱う店舗において、衛生面は非常に重要です。
居酒屋の居抜き譲渡をする前に、汚れている部分を徹底的に掃除し、破損や欠損している部分は可能な限り修復しましょう。
また衛生面に優れ、綺麗に清掃されている状態であっても、店内にゴミが残っていると買い手のイメージが悪くなり、譲渡価格に影響が出てしまうかもしれないので注意しましょう。
○居酒屋で居抜き譲渡をする際に譲渡価格が上がりやすい物件④好立地
居酒屋における好立地は、何と言っても駅チカの物件です。
周辺に多くのライバル店が立ち並んでいる可能性はあるにしろ、駅チカの居酒屋を居抜き譲渡する場合は、ほぼ無条件で譲渡価格が高くなるでしょう。
また最寄り駅が規模の大きな駅であれば、さまざまな層をターゲットにできるため、より譲渡価格が上がる可能性は高くなります。
買い手が望んでいる立地であれば譲渡価格が高くなるのはもちろんですが、居酒屋の経営者が駅チカの物件を嫌うというケースはほとんどありません。
○まとめ
居酒屋の閉店にできるだけコストをかけたくないという方は、居抜き譲渡価格が上がりやすい物件のポイントを掴み、できるだけ近づけるように努力しましょう。
店舗の面積や立地などは仕方ないにしろ、自分の努力で譲渡価格を上げられるのであれば、必ず実践すべきです。
居酒屋の居抜き譲渡で何かお困りのことがあれば、ぜひ1度居抜きラボにご相談ください。