春の飲食店における5つの戦略について

2020年03月19日

飲食店

まだ全国的に冷え込む日はありますが、今年もいよいよ春に突入します。
また、春の飲食店は、春に実践すべきサービスを行ったり、戦略を練ったりすることで、新年度のスタートを順調に切ることができます。
ここからは、春の飲食店における5つの戦略について解説しますので、ぜひ参考にしてください。


○春ならではのメニューを提供する

 

春の飲食店における戦略と言えば、やはり春ならではのメニューを提供することです。
春の食材は彩りが良く、メニューやウェブサイト、SNSなどに掲載すれば大きな集客効果が期待できるため、必ず実践しましょう。
具体的には、春キャベツや新じゃが、レタスやアスパラガスなどの野菜を使ったメニューの提供ですね。
ただ、もし実践するのであれば、一般的にスーパー等で春の食材が売り出される時期までにはメニューの開発・試作を終えておく必要があるため、注意が必要です。
また、たとえ彩りが良くても、味がイマイチだとリピーターの獲得には繋がらないため、既存のメニューと同等の品質を目指して開発することが大切です。

 

○“新年度”や“新学期”を採り入れたサービスを提供する

 

春の飲食店は、新年度や新学期を採り入れたサービスを提供することも考えましょう。
例えば、入学や入社、引っ越し、新生活応援などのキーワードを駆使して、割引券を配布するといった戦略は効果的です。
また、入社祝いや引っ越し祝いなどの席が増えることを想定して、新社会人や学生に向けた割引サービスを提供するのも良いですね。
ちなみに、春は引っ越しが増えるため、周辺には新しく通える飲食店を探している方も多くいることが予想されます。
したがって、そのような層は必ずターゲットにしなければいけません。

 

○メニューを作り直す

 

春の飲食店は、新年度を迎えるこの時期にメニューを作り直してみましょう。
もちろん、1からすべて作り直す必要はありません。
よくオーダーされるもの、されないものを整理したり、見せ方を変えたりするだけでも、集客には繋がることが予想されます。
例えば、意外と人気があるものの、目立たない位置に掲載されているメニューに関しては、目に付きやすいところに掲載し直すことをおすすめします。

 

○周辺の飲食店とコラボする

 

春の飲食店は、周辺の飲食店とコラボし、効率的に利用率を高めることも考えましょう。
例えば、春のメニューを提供する飲食店同士で協力し、すべての店舗で利用できるクーポンを配布する方法などが効果的ですね。
また、飲食店同士でコラボすれば新たな繋がりが生まれますし、自身の店舗を他の飲食店に紹介してもらえる可能性もあります。

 

○ゴールデンウィークはイベントを実施する

 

少し気が早いかもしれませんが、春の飲食店における重要な戦略の1つに、ゴールデンウィークのイベントが挙げられます。
ゴールデンウィークと言えば、書き入れ時のようなイメージがありますが、それは観光地などにある一部の飲食店に当てはまることであり、多くの飲食店は集客に苦戦します。
したがって、単純に集客を増やそうと考えるのではなく、イベントによって効率的に利益を得ることを考える必要があります。
具体的には、家族で訪れることができるようなイベントを企画するのが良いですね。
ただ、ここ最近、新型コロナウイルスの影響で各地のイベントは続々と注意しているため、開催方法に関しては熟考しなければいけません。

 

○まとめ

 

今回は、春の飲食店における5つの戦略について解説してきましたが、いかがでしたか?
前述の戦略に共通して言えることは、すべて早めの準備が必要になるということです。
したがって、準備が遅れ、体制が整ったころにはすでに春の終わりを迎えているということのないようにしましょう。
また、春の戦略を実践する際は、新規顧客だけでなく、既存の固定客を意識することも忘れてはいけません。