店舗を借りる前の通行量のリサーチについて

2019年06月28日

通行量

店舗を開業させるための物件は、あらゆる要素を総合的に加味して決定します。
またあらゆる要素を総合的に加味するには、オーナーとなる方が自分自身で、店舗物件に関するリサーチをしなければいけません。
そのリサーチの1つに、“通行量”のリサーチが挙げられます。
具体的にどのようなものなのかを見ていきましょう。

 

○店舗を借りる前に行うべき“通行量”のリサーチとは?

 

店舗を借りる前に行うべき通行量のリサーチとは、候補となる物件の前を通る人の属性、数などを知るために行うリサーチのことを言います。
前を通る人が多い物件であれば、当然集客のチャンスは多くなりますし、店舗がターゲットとしている属性の人が多く通る物件であれば、そのチャンスはなおさら訪れやすくなります。
ただ、多くの人が前を通る物件であれば、必ず店舗経営に成功するというわけではありません。

 

○店舗を借りる前に行う通行量のリサーチの方法について

 

物件があるエリアによっては、対象エリアの商工会議所によって通行量がすでにリサーチされ、公表されている場合もあります。
ただ最新の通行量を知るためには、やはりオーナーとなる方自身がリサーチを行うことをおすすめします。
具体的には、まず以下の4つのことを明確にしてからリサーチします。

時間帯、曜日
まずリサーチを行う時間帯、曜日を決定します。
これは、自身が開業する店舗の業態、営業時間などを加味して決定するものです。

属性
自身が開業する店舗のターゲットを加味して、カウントする通行人の年齢、性別などを決定します。

リサーチ時間
店舗物件の前を通る人について、どれくらいの時間リサーチするのかを決定します。
もちろん時間が長ければ長いほど、正確なデータが集まりやすくなりますが、オーナー自身が借りようとする店舗物件だけでなく、ライバル店の前を通る人についてもリサーチし、後で比較するとより良いリサーチになります。

 

○店舗を借りる前に行う通行量のリサーチにおける注意点

 

通行量は前述の時間帯や曜日だけでなく、他にもさまざまな要因で変化します。
したがって、店舗を借りる前に通行量のリサーチを行うときは、以下の点に注意しましょう。

 

・時期
年末年始や大型連休がある時期などは、正確な通行量のデータが取りにくくなるため、避けるようにしましょう。

 

・行事
周辺でお祭りやコンサートなどが行われているときは、通行量が必然的に多くなるため、正確なデータが得られません。

 

・天気
天気が良い日に比べて、天気が悪い日は当然通行量が少なくなります。
特に、台風が接近しているタイミングなどは必ず避けるようにしましょう。

 

・交通機関
駅に近い店舗物件の場合、駅に電車が到着した直後などは、極端に通行量が増えることもあるため、このタイミングは避けるようにしましょう。

 

○店舗を借りる前に行う通行量のリサーチの評価について

 

通行量のリサーチの評価は、“どれくらいの数の人が通ったか”、そして“その中にターゲットとなる人はどれくらいいたか”という視点から評価します。
また先ほど少し触れたように、これらのデータをライバル店のデータと比較することで、自身が借りようとする店舗物件の立地がどれだけ優れているのかがわかります。
したがって、ただただ通行量が多く、ターゲットとなる属性の人がほとんど通らない店舗物件は、優れた立地にあるとは言えないのです。
それであれば、通行量が多少少なくとも、その中にターゲットが多く含まれている店舗物件の方が、よっぽど立地に優れた物件だと言えます。

 

○まとめ

 

店舗を借りる前に行うべき通行量のリサーチについて解説しました。
オーナーとなる方自身が行う通行量のリサーチは、時間も体力も必要になりますが、これを行うことで、思惑通りの集客に繋がりやすくなります。
したがって、単純に“通行量が多い立地=良い立地”と考えている方は、1度考えを改めて、信頼できるデータを集めることを心掛けましょう。