8月の飲食店開業を避けるべき理由とは?

2019年07月31日

飲食店

飲食店を開業させることが決まったら、当然ながら開業時期を設定し、それに向けて開業準備を進めることになります。
ただ、飲食店の開業時期には“避けるべき時期”というものがあり、その1つに8月が挙げられます。
では、8月の飲食店開業を避けるべき理由とは、一体何なのでしょうか?


○8月の飲食店開業を避けるべき理由って?

 

8月の飲食店開業を避けるべき理由は、ずばり売上が下がりやすいためです。
飲食店を開業した後は、できるだけ早く経営を軌道に乗せなければいけません。
またそのためには、より多くの売上を達成できるように努力する必要があります。
ただ8月は売上が下がりやすく、多くの売上を達成するのが難しくなるため、開業時期には向いていないのです。
では、8月に飲食店の売上が下がってしまう理由には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか?

 

○8月に飲食店の売上が下がってしまう理由①営業日数が少ない

 

8月に飲食店の売上が下がってしまう理由の1つに、“営業日数が少ない”ということが挙げられます。
例えば、定休日が週1日の飲食店の場合、通常であれば1ヶ月25日前後の営業日数があります。
ただ8月には盆休みがあり、盆休みは大体5連休前後の休みとなるケースが多いです。
“盆休み中も営業すればいい”と考える方もいるかもしれませんが、盆休み中は他の企業の多くも休みとなるため、たとえ営業していたとしても、オフィス街の飲食店などは特に売上が落ち込む可能性があります。

・8月に飲食店の売上が下がってしまう理由②多忙な企業が多い
8月に飲食店の売上が下がってしまう理由には、“多忙な企業が多い”ということも挙げられます。
先ほども解説したように、8月は盆休みの影響で営業日数が少なくなります。
これは飲食店だけでなく企業にも言えることで、通常であれば半月程度かけて行う業務を、企業は盆休みに入るまでの10日程度で終わらせなければいけません。
そうなると、当然業務をこなすことで精いっぱいになる企業の社員が増え、必然的に飲み会などで飲食店に訪れる方は少なくなります。
またランチの時間帯も、業務で忙しく、なかなか来店できない企業の社員が増えることが予想されます。

 

○8月に飲食店の売上が下がってしまう理由③節約しようと考える方が増える

 

“節約しようと考える方が増える”というのも、8月に飲食店の売上が下がってしまう理由の1つです。
盆休みには、当然帰省や旅行をする方が増加します。
またその帰省や旅行には多くの費用がかかることもあり、多くの費用がかかった分、盆休み明けは節約しようと考える方も増える傾向にあります。
つまり盆休み明けは、財布の紐が固くなってしまう方が多く、飲食店に訪れる方は必然的に減ってしまうということです。

 

○8月に飲食店の売上が下がってしまう理由④暑さで来店する意欲が下がる

 

8月に飲食店の売上が下がってしまう理由には、“暑さで来店する意欲が下がる”ということも挙げられます。
8月は外に出で食事をするのが億劫になるほど暑いケースも多く、なおかつ食欲が減退する方も増加します。
もちろん、本当に魅力的なメニューを提供している飲食店であれば、そこまで暑さが売上に影響しないことも考えられます。
ただラーメンや鍋、おでんなど、必ずと言っていいほど食べる際に汗をかく料理を提供する飲食店の場合、冬の寒い時期の方が売上は確実に上がります。

 

○まとめ

 

ここまで、8月の飲食店開業を避けるべき理由について解説しました。
8月の飲食店開業を避ける理由は、ずばり売上が下がりやすいことであり、売上が下がりやすい理由にはさまざまなことが挙げられます。
したがって、8月に照準を合わせて開業準備を進めている方は、今回解説した“売上が下がりやすい理由”をすべて把握しているかどうか、もう1度確認してみることをおすすめします。