店舗に設置する看板の種類と特徴について

2019年08月08日

看板

店舗の来客を増やし、安定した経営を行うためには、まずさまざまな調査を行い、理想的な店舗物件を借りる必要があります。
また、店舗に設置する看板も、集客に大きな影響を及ぼします。
今回は、店舗に設置する看板の種類と特徴について解説しますので、これから店舗を開業しようとする方は、ぜひチェックしてみてください。


○店舗に設置する看板の種類①立て看板

 

立て看板とは、店舗に接する道路に立てるように設置する看板のことを言います。
形がアルファベットのAに似ていることから、“A看板”とも呼ばれています。
サイズとしては、高さ1m程度のものが多く、店舗の営業時のみ設置し、閉店後は店内で保管されます。
また、立て看板には、店舗のメニューや料金、そして“店舗が営業中である”ということを伝えてくれるという特徴があります。
ただ、場合によっては、接道における通行の邪魔になることもあり、しっかり考えて設置しなければ、トラブルに発展しやすい看板だと言えます。

 

○店舗に設置する看板の種類②袖看板

 

店舗または店舗が入っているテナントビルの側面から、道路に突き出るように設置される看板を、袖看板と言います。
多くのテナントビルに設置されている、非常に一般的な種類の看板です。
ただ、袖看板は基本的に、1店舗ではなくそのテナントビルに入居するすべての店舗の看板がまとめて出されているため、集客力はあまり高くないと言えます。
また、袖看板が設置されているテナントビルは、どうしてもゴチャっとした印象になってしまうため、それを嫌って最初から袖看板を設けないオーナーも少なからず存在します。

 

○店舗に設置する看板の種類③集合看板

 

集合看板とは、テナントビルに入居する店舗について、各階ごとに表示する看板のことを言います。
基本的には、テナントビルのエレベーターホール付近に設置されています。
ただ、集合看板を採用しているテナントビルの場合、建物の外から店舗の存在、店舗がある階数を確認することはできないため、こちらも集客面では弱いと言えます。
店舗がそのテナントに入っていることを知っている人でなければ、なかなか集客できないため、集合看板のテナントビルに入居する場合は、別に袖看板が設置されているかどうか、または接道に立て看板を設置できるかどうかを確認しましょう。

 

○店舗に設置する看板の種類④屋上看板

 

屋上看板とは、テナントビルの屋上に設置される、とても規模の大きな看板のことを言います。
サイズが大きく、なおかつ非常に高い位置にあるため、かなり離れた場所からでも、その店舗がそのビルに入っているということを伝えられます。
ただ、テナントビルに入居する店舗の1つが、屋上看板を使用するというケースは少なく、大抵はそのテナントビルとは関係のない企業や店舗が、広告料を支払い、広告を行うために使用しています。
また、屋上看板の広告料は、かなり高額になることが予想されます。

 

○店舗に設置する看板の種類⑤ポールサイン

 

ポールサインとは、主に大通りに面した店舗に設置される看板のことをいい、通行人ではなく、大通りを走る車の目に留まることを目的に設置されます。
したがって、比較的大きいサイズのものが多く、遠くからでも見えるように、高い位置に設置されることが多いです。
大通りに面した店舗物件を借りる場合は、店舗の前の大通りを実際に車で走り、ポールサインの視認性をチェックすることで、集客力が高いかどうかを判断できます。

 

○まとめ

 

ここまで、店舗に設置する看板の種類と特徴について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
たとえ、店舗物件がとても良い立地、目立つ立地にあったとしても、看板がなければ集客力は半減してしまいます。
したがって、これから店舗を開業する方は、各看板の特徴を把握し、店舗物件の下見を行う際には、看板の位置やサイズをしっかりチェックしましょう。