4種類の店舗物件におけるそれぞれの特徴

2019年08月16日

店舗物件

店舗物件を大きく分ける場合、主に4つの種類に分けられます。

しがって今回は、それら4種類の店舗物件におけるそれぞれの特徴について解説します。

開業前にある程度、各種店舗物件の特徴を把握していれば、自身がどの種類の店舗物件で開業すべきなのかについて理解できるでしょう。

 

 

〇主な店舗物件の種類とその特徴①ビルイン型

 

ビルイン型の店舗物件とは、ビルの一室を店舗として利用するタイプのことを言います。

駅の近くや繁華街によく見られるタイプであり、ビルの2階以上に入っている店舗物件のことを指す場合が多いです。

ビルイン型の店舗物件は、他のテナントと同じ場所に看板が出されることが多いため、多少集客面で苦戦しやすいという特徴があります。

また、ビルイン型の場合、入居するビルは立地が良い場所にあるケースが多く、その分賃料も高くなりやすいです。

ただ、周辺にもさまざまなビルや企業などがある可能性が高いため、1度うまく行けば一気に集客を増やせる可能性は高いです。

 

〇主な店舗物件の種類とその特徴②路面店

 

路面店とは、大通りに面した建物の1階にある店舗物件のことを言います。
大通り沿いにあるため、多くの通行人の目に付きやすく、集客面においては非常に有利です。
その他の路面店の特徴としては、ビルイン型や商業施設型と比べて、比較的自由に営業時間を決めたり、内装を作り上げたりできるということが挙げられます。
ただ、路面店には、集客をすべてオーナー自身が行わなければいけないという欠点もあります。
ビルイン型や商業施設型の場合、貸主側がテナント全般の広告をしてくれることがありますが、路面店ではそれがほとんどありません。
また、路面店は集客力に優れていることもあり、とても人気が高いです。
したがって、少し迷っている間に、他の入居者が決まってしまうということはよくあります。

 

 

〇主な店舗物件の種類とその特徴③商業施設型

 

商業施設型の店舗物件とは、文字通りデパートやショッピングセンターなどに入っているタイプのことを言います。
このタイプの店舗物件の大きな特徴には、まず集客における負担が少ないということが挙げられます。
基本的に、商業施設を運営している企業がテナント全体の広告を行ってくれるためです。
また、購買意欲の高い方が訪れやすいというのも、商業施設型の店舗物件の大きな特徴です。
ただ、商業施設型の店舗物件は、他の店舗物件に比べて非常に制限が多いです。
例えば、営業時間は自由に決定できませんし、オーナーの都合で勝手に休業することも基本的にはできません。
場合によっては、商業施設側から外装、内装に関する制限を設けられる可能性もあります。

 

 

〇主な店舗物件の種類とその特徴④ロードサイド型

 

ロードサイド型の店舗物件とは、車が多く走る大通り沿いにある、独立型の店舗物件のことを言います。
車もしくはバイクで来店する方をターゲットとしているため、広々とした駐車場が完備されています。
また、このタイプの店舗物件には、ターゲットをファミリー層に絞りやすいという特徴があります。
そして、ロードサイド型の店舗物件のほとんどは、都心部ではなく郊外にあるため、広さの割には比較的賃料が安いケースが多いです。
ただ、敷地が広い分、歩行者や自転車は道路から店舗までの距離に不便さを感じやすくなります。
そのため、車やバイクで来店する方の集客がうまくいかない場合、なかなか他のターゲットで補うのは難しくなるでしょう。

 

〇まとめ

 

4種類の店舗物件 における、それぞれの特徴について解説しました。

ここまで目を通していただいた方には、自身がどの種類の店舗物件で開業すべきかどうか、ある程度理解していただけたかと思います。

また、それぞれの店舗物件が持つ利点、欠点をある程度把握していただけたかと思いますので、慎重な物件探しをする際には、これらの知識を活かしていただきたいと思います。