ショッピングセンターでの店舗開業について
2019年08月20日
これから店舗を開業する方の選択肢の1つに、“ショッピングセンター”での開業が挙げられます。
では、ショッピングセンターで店舗を開業するには、一体どのようなステップを踏めばよいのでしょうか?
ショッピングセンターの概要や、タイプと併せて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
〇“ショッピングセンター”の概要
ショッピングセンターで店舗を開業する際のステップについて解説する前に、まずはショッピングセンターの概要について解説します。
ショッピングセンターとは、複数の小売店舗や飲食店、美容院や旅行代理店などのサービス業の店舗も入居する商業施設のことを言います。
原則駐車場が完備されている施設を指し、街づくりの一環として、商業施設が必要なエリアに建設されます。
〇ショッピングセンターのタイプについて
1口にショッピングセンターと言っても、さまざまなタイプがあります。
具体的には以下の通りです。
①ショッピングモール
百貨店、総合スーパーなどの大型小売店を中心に、さまざまな専門店が集まった商業施設のことを言います。
②ファッションビル
主に、ファッションに関する専門店が集まる商業施設のことを言います。
③アウトレット
メーカー品やブランド品を低価格で販売する複数の店舗が集まった商業施設のことを言います。
④複合型ショッピングセンター
ホテルやレジャー施設、飲食店やアパレルショップなど、さまざまな施設が集合した商業施設のことを言います。
⑤地下街
駅などの地下に、さまざまな専門店を集めた商業施設のことを言います。
ショッピングセンターで店舗を開業する場合、まずは自身が開業する店舗が、どのタイプのショッピングセンターに適しているのかをチェックします。ちなみに、ショッピングモールや複合型ショッピングセンター、地下街は、さまざまな店舗の開業に適しているタイプだと言えます。
〇ショッピングセンターで店舗を開業する際はどんなステップを踏めばいい?
ショッピングセンターで店舗を開業する場合、それほど規模が大きくない(中小規模)ショッピングセンター、大規模なショッピングセンターのいずれかでの開業を目指すことになります。
それほど規模が大きくないショッピングセンターでの店舗開業を目指す場合は、まず不動産会社やそのショッピングセンターの管理部に相談してみましょう。
そこで自身が開業する店舗の強み、特徴をアピールできれば、開業できる可能性は十分にあります。
ただ、大規模なショッピングセンターでの店舗開業に関しては、こちらから依頼して実現するのは至難の業だと言えます。
したがって、大規模なショッピングセンターで店舗を開業したい方は、まずテナントビルや路面店での経営を目指しましょう。
そこでしっかり実績を積み上げ、ブランド力を高めていった後、開発業者のテナント誘致担当者に相談することで、大規模なショッピングセンターでの店舗開業も見えてきます。
〇ショッピングセンターでの店舗開業における利点と欠点
ショッピングセンターでの店舗開業には、集客力に優れている、ブランド力を高めることができるなどの利点があります。
また、購買意欲のある顧客が集まりやすく、なおかつ多くの方の目に留まりやすいため、新たな顧客も獲得しやすいです。
ただ、店舗維持費が高額であったり、営業時間や外装、内装に制限があったりするため、すべての店舗経営者が、ショッピングセンターでの店舗開業を目指すべきとは言えません。
〇まとめ
ここまで、ショッピングセンターでの店舗開業について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
あまり選択肢として考えていなかったという方は、この機会にぜひ検討してみましょう。
ただ、初めて店舗を開業する方が、ショッピングセンターでの開業を目指すのはとてもハードルが高いため、そのような方は、最終的な目標として考えておくのが無難だと言えます。