ネイルサロンの形態別の利点、欠点について
2019年08月23日
〇ネイルサロンの形態別の利点、欠点①テナントサロン
テナントサロンとは、その名の通りビルのテナントを借りて経営するネイルサロンの形態を言います。
テナントサロンの利点として挙げられるのは、元々集客力に優れているテナントビルに入居することで、新規の顧客を取り込みやすいという点です。
また、これから解説する他の形態に比べて、店舗の規模を大きくしやすいため、経営が軌道に乗れば、大きな利益を上げられる可能性があります。
一方、テナントサロンには、店舗の取得費や内装費など、初期費用がかかりやすいという欠点があります。
また、初期費用がかかりやすいがために、開業時に金融機関から借り入れる金額も大きくなってしまうため、月々の支出金額も大きくなりやすいでしょう。
〇ネイルサロンの形態別の利点、欠点②集合住宅サロン
集合住宅サロンとは、ビルのテナントではなく、マンションなどの一室を借りて経営するネイルサロンの形態を言います。
この形態における利点は、ビルのテナントを借りるよりも初期費用が抑えやすいことです。
ビルのテナントのように、スケルトンの状態から改修工事をする必要がないためです。
また、同じ規模のテナントと比べると、賃料も低いケースが多いです。
ただ、集合住宅サロンには、なかなか営業許可を取れないという欠点もあります。
居住用のマンションなどの場合、オーナーが営業許可を出してくれるケースは多くありません。
また、集合住宅の一室という目立たない場所でネイルサロンを経営することになるため、集客力には一抹の不安があります。
〇ネイルサロンの形態別の利点、欠点③自宅サロン
自宅サロンとは、ネイルサロンを開業する方の自宅で経営を行う形態を言います。
この形態の最大の利点は、店舗取得費などの初期費用を大幅にカットできるという点です。
また、賃料という大きな固定費がカットされているところも、大きな利点だと言えます。
ただ、自宅サロンには、生活感が出やすいという欠点があります。
したがって、非日常的な空間を求めてネイルサロンに訪れる方には、あまり評価してもらえないでしょう。
また、集合住宅サロンと同じく、集客力に優れていないという欠点もあります。
広告などで集客しようにも、住所や電話番号を掲載してしまうと、自宅の情報がバレてしまうということもあり、非常に宣伝しにくい形態です。
〇ネイルサロンの形態別の利点、欠点④フランチャイズサロン
フランチャイズサロンとは、親会社から商号、商標の使用許可を得て行うネイルサロンの形態を言います。
フランチャイズサロンの利点としては、まず経営のノウハウを伝授してもらえるという点が挙げられます。
フランチャイズサロンでは、親会社が他にも複数の店舗を出店しており、ネイルサロンに関する知識が浅い方でも、経営は比較的成功させやすいと言えます。
ただ、当然のことながら、フランチャイズサロンを始めるには高額な初期費用が必要になります。
具体的には、他の形態でネイルサロンを開業する際にかかる費用プラス、フランチャイズ加盟金や保証金がかかります。
また、フランチャイズサロンとして経営する場合、親会社に毎月ロイヤリティ（実施料）を支払わなければいけません。
〇まとめ
ここまで、ネイルサロンの形態別の利点、欠点について解説してきました。
すべての形態に共通して言えることは、初期費用がかかりやすい形態は集客力が高く、集客力が低い形態は初期費用を抑えやすくなるということです。
したがって、今回解説した形態の中から、どの形態にするかを決定する際は、まず集客力を重視するのか、初期費用を重視するのかを決定することをおすすめします。
