飲食店開業に必要な能力と適性を知る

2019年10月21日

適性

どんな職業にも、必要な能力や適性というものがあり、それはもちろん、飲食店においても例外ではありません。
今回は、飲食店の開業にはどんな能力が必要なのかについて解説します。
また、用意させていただいた適性チェックリストで、自身が飲食店の経営者に向いているのかどうかをチェックしていただきたいと思います。

 

〇飲食店開業に必要な能力①資金を集める能力

 

飲食店を開業するにあたって、資金を集める能力は欠かせません。
資金を集める能力とは、単純に資金集めの方法を多く知っているだけでなく、返済計画をしっかり立てて、無理なく返済していける資金を集められる能力のことを指しています。
借入などを行わず、飲食店を開業できる方はほんの一握りのため、この能力を持っておいて損はないでしょう。

 

〇飲食店開業に必要な能力②経営に関する能力

 

経営に関する能力も、当然飲食店を開業するにあたって必要な能力です。
開業を検討している飲食店の業態や特長を定め、集客や収益などの目標を1つずつクリアしていく能力ですね。
もちろん、経営に関する能力には、会計や税務、衛生管理などに関する知識を持ち、適切にそれらの知識を活かせる能力も含まれています。

 

〇飲食店開業に必要な能力③マネジメント能力

 

飲食店の経営は、経営者1人で成り立つものではありません。
従業員を雇い、適切な教育・研修を実施し、接客や調理を行ってもらうことによって初めて機能します。
そのため、飲食店を開業するのであれば、どんな人材を雇うのか、どれくらいの期間研修がいるのか、どんな方法で研修を行うのかなどを考え、判断できる、マネジメント能力が必要になります。

 

〇飲食店開業に必要な能力④料理に関する能力

 

飲食店を開業するにあたって必要な料理に関する能力とは、当然美味しい料理を作ることができる能力を指しています。
ただ、飲食店で成功するには、料理の腕だけでなく、魅力的なメニューを開発する能力も必要になります。
美味しいのはもちろんのこと、しっかりターゲットに向けて開発されており、なおかつ食材原価が抑えられているメニューが、本当の魅力的なメニューだと言えます。

 

〇飲食店経営者の適正チェックリスト

 

ここからは、飲食店経営者の適正チェックリストを利用して、自身が経営者に向いているのかどうかをチェックしていただきたいと思います。
ちなみに、25個以上当てはまるものがあれば、非常に飲食店経営者に向いていると言えます。
ただ、当てはまるものが15個以下の場合、あまり飲食店経営者の適正がないと言えるため、1度自身の資質を見直しましょう。

・食べることが好き
・食べ物に関心がある
・人をもてなすのが好き
・人の喜んでいる姿を見るのが好き
・体力がある
・ポジティブである
・最後まで物事をやり遂げられる
・大切なことは信念を持って取り組む
・自身で自身のモチベーションを上げられる
・新しい物好きである
・情報収集が得意
・地道な作業は嫌いじゃない
・自分で決めたルールを守れる
・頭は柔らかい方である
・人の意見を素直に聞き入れることができる
・創造力がある
・人付き合いが得意
・行動力がある
・決断力がある
・行動や決断はスピーディである
・困難なときも物事をポジティブに考えられる
・友人が多い
・数字が得意
・計画性を持って物事に取り組める
・新聞やニュースをよく見る
・チームで動くのが得意
・上司や部下とのコミュニケーションが得意
・お金に関しては細かい
・旬の食材や珍しい食べ物に興味がある
・料理の味にはうるさい
・飲食店開業前の仕事は順調だった
・以前から飲食店を開業したいと思っていた
・飲食店を開業したい理由がハッキリしている
・自らの力で成功したい

 

〇まとめ

 

ここまで、飲食店開業に必要な能力と適性について解説してきましたが、いかがでしたか?
飲食店の開業を検討している方は、本記事を通して、自身が飲食店の経営者に向いているのかどうかを理解していただけたかと思います。
ただ、今の時点で能力や適性がないからとって、開業を諦める必要はありません。
必要な能力と適性を身に付ける努力をすれば、開業への道は誰でも切り拓くことができます。