暇な飲食店を人気店に変えるには?

2019年10月30日

閑散

飲食店は、開業してしばらく間、物珍しさもあり、多くの来客が訪れるケースが多いです。
ただ、競争が激しい立地などで開業した場合、その期間を過ぎると、停滞期が訪れやすいことも事実です。
今回は、そんな暇な飲食店を、人気店に変えるための工夫について解説したいと思います。


〇暇な飲食店を人気店に変えるための工夫①店舗への案内文のチェック

 

飲食店の中には、グルメサイトなどに店舗情報として、道案内の文章を掲載しているところがあります。
もし、飲食店が暇な時期に突入したのであれば、1度この案内文を見直してみましょう。
例えば、案内文が“○○駅から徒歩○分”というような記載だけになっている場合、それは来客に対する思いやりに欠けていると言えます。
特に、複数の出口があるターミナル駅が最寄り駅の場合、果たして来客は、その道案内の文章で店舗までたどり着けるでしょうか?
おそらく、無駄に遠回りすることになってしまうでしょう。
そのため、文章で道案内をするのであれば、“○○駅○○出口から徒歩○分(○○通り沿い、○○(建物名)の横)”といったように、より具体的な文章を掲載しなければいけません。

 

〇暇な飲食店を人気店に変えるための工夫②クレームになり得る場所のチェック

 

飲食店が暇な時期に突入したのであれば、少し空いている時間を利用して、クレームになり得る場所のチェックを行いましょう。
例えば、店舗の外に設置されたファザード看板などは、普段あまりまじまじと見ることがないため、いざチェックしてみると、電球が切れていたり、文字が読みにくくなっていたりすることがあります。
また、店舗を彩る植栽が枯れていたり、枯れ落ちた葉がそのままになっていたりと、景観を損なう状態になっていることも考えられます。
暇な飲食店は、このような部分を改善することで、少しでも人気店に近づけるようにしましょう。

 

〇暇な飲食店を人気店に変えるための工夫③店内清掃が行き届いているかどうかのチェック

 

暇な飲食店を人気店に変えるには、清潔感溢れる店内にする必要があります。
忙しい時期は、営業することに精一杯であり、なかなか隅々まで清掃することができないため、このような機会に、清掃が行き届いているかどうかのチェックをしましょう。
飲食店の店内において、汚れを見落としやすい場所として挙げられるのは、テーブルまたはイスの脚の部分です。
テーブルやイスの脚は、来客の靴底などが当たって汚れやすいため、思いのほか汚れているケースが多いです。
また、天井空調の吹き出し付近も、汚れを見落としやすい場所の1つです。
そもそも、吹き出し付近が汚れているということは、フィルターにかなり汚れが溜まっているというサインであるため、1度本格的に洗浄することをおすすめします。

 

〇暇な飲食店を人気店に変えるための工夫④徹底的に厨房を清掃する

 

忙しい時期は、店内だけでなく、厨房の清掃もおろそかになることが多いです。
そのため、暇な時期に突入した飲食店は、人気店を目指すため、この機会に徹底的な厨房清掃を行いましょう。
具体的には、厨房の床や排水溝、グリストラップ、ダクトやコンロなどを清掃します。
また、あまり使用しない食器や調理器具についても、この機会に洗ったり、磨いたりしておくことをおすすめします。
そして、その際に必要のない食器や調理器具が見つかった場合は、厨房での作業効率向上、収納スペースの確保に繋げるため、思い切って処分するべきです。

 

〇まとめ

 

ここまで、暇な飲食店を人気店に変えるための工夫について解説してきましたが、いかがでしたか?
空いている時間を利用していかに有意義な工夫をできるかが、暇な飲食店を人気店に変えるための大きなポイントだと言えます。
もし、この時期に工夫することを怠ってしまえば、人気店になるどころか、暇な時期を乗り越えられず、1年目で閉店してしまう可能性もあります。