飲食店が暇な2月を乗り切るためには?

2020年01月10日

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飲食店の多くは、2月に入ると客足が減ると言われています。
では、なぜ2月は飲食店が暇になってしまうのでしょうか?
また、飲食店が暇な2月を乗り切るためには、一体どんな工夫をすればいいのでしょうか?
飲食店経営者の方は、大きく売り上げを落としてしまわないためにも、ぜひ参考にしてください。


○飲食店において2月に客足が減る理由

 

飲食店において、2月に客足が減る理由は、主に3つです。
1つは、年末年始、バーゲンやお歳暮などで、何かと支出が多くなるためです。
「年末年始にたくさんお金を使ったから、2月はお金を使うのを控えよう」と考える方が多いというわけですね。
また、2つ目の理由には、年末年始、料理をたくさん食べる機会が多くなるということが挙げられます。
忘年会や正月、新年会などが続いた年末年始を過ぎると、「しばらく外食は控えよう」と考える方が増えるわけです。
そして、3つ目の理由には、とても寒い時期であるということが挙げられます。
もちろん、冬の寒い時期にこそ食べたい料理は存在しますが、極寒の中、わざわざ外食をしようと考える方は、それほど多くないことが予想されます。

 

○飲食店が暇な2月を乗り切るための工夫①節分関連のサービスを取り入れる

 

飲食店が暇な2月を乗り切るための工夫には、まず“節分関連のサービスを取り入れる”ということが挙げられます。
近年、節分に食べる“恵方巻”は、全国的に広まっており、デパートや百貨店、スーパーやコンビニなどでは、多種多様な恵方巻が販売されています。
また、最近は恵方巻だけでなく、“恵方ロール(ケーキ)”のような派生商品も続々と販売されているため、飲食店もこの波に乗らない手はありません。
具体的には、テイクアウトの恵方巻や、恵方巻の派生商品を販売することをおすすめします。
例えば、自身のあるメニューに改良を加え、“恵方〇〇”として販売すれば、話題性もありますし、多くの方にメニューの美味しさを広めるチャンスにもなります。
そして、可能であれば、テイクアウトだけでなく、それらの商品の宅配サービス導入も検討してみましょう。
つまり、“恵方巻=家で食べるもの”というイメージを逆手にとった戦略を実践すべきだということですね。

 

○飲食店が暇な2月を乗り切るための工夫②バレンタインデー関連のサービスを導入する

 

飲食店が暇な2月を乗り切るためには、節分と並ぶ2月の一大イベント、バレンタインデーに関連するサービスも導入しましょう。
バレンタインと言えばチョコレートというイメージがありますが、こちらも恵方巻と同じように、近年はさまざまなものをバレンタインにプレゼントするのが一般的となっています。
そのため、スイーツメニューが充実しているような飲食店でなくとも、バレンタイン関連のサービスを導入することは可能と言えるでしょう。
具体的には、バレンタインを飲食店で過ごすカップルに向けて、内装をバレンタインらしいものに変更したり、バレンタイン限定のメニューを提供したりします。
また、その他の層もターゲットにしたいのであれば、食後に無料でチョコレートを提供するなどしましょう。
バレンタインのイメージがまったくない飲食店で実践する方が、話題性があって良いかもしれませんね。
このような工夫をして、「あのお店は、バレンタインにいろんなイベントをしている」ということが口コミで広まれば、翌年のバレンタインにおける集客も期待できます。

 

○まとめ

 

ここまで、飲食店が暇な2月を乗り切る工夫について解説してきましたが、いかがでしたか?
今回解説した工夫は、実践するだけでなく、SNSやウェブサイトなどを駆使して、事前に告知しておくことも重要です。
また、毎年違った工夫をして、来客を飽きさせない工夫をすることも意識するべきです。
そうすれば、2月だけ売上が落ち込むということはなくなるでしょう。