売上が伸びない飲食店における3つの特徴

2020年01月15日

飲食店

満を持して飲食店を開業したにも関わらず、すぐに売上が停滞してしまうというケースがあります。
では、このような売上が伸びない飲食店には、一体どのような特徴があるのでしょうか?
今回は、売上が伸びない飲食店における3つの特徴について解説しますので、興味がある方はぜひご覧ください。

 

○売上が伸びない飲食店における3つの特徴①ミスマッチが発生している

 

売上が伸びない飲食店の多くは、”ミスマッチ“が発生しています。
1つは、“ターゲット”と“開業エリア”のミスマッチです。
例えば、ファミリー層をターゲットにしているにも関わらず、オフィス街の近くに開業してしまうと、なかなか売上は伸びませんよね。
この場合、開業エリアを簡単に変えることはできないため、ターゲットの範囲を広くするか、思い切ってターゲットを変更することを考えましょう。
そして、もう1つは、“ターゲット”と“メニュー”のミスマッチです。
例えば、学生をターゲットにしているにも関わらず、メニューの価格が高かったり、ボリュームが少なかったりすると、なかなか固定客は付かず、売上アップにも繋がりません。
この場合は、迷うことなくメニューに手を加えましょう。
学生をターゲットにする場合で言うと、“学生専用メニュー”を作成することで、ターゲットとメニューのミスマッチをなくすことができます。

 

○売上が伸びない飲食店における3つの特徴②看板メニューがない

 

売上が伸びない飲食店には、看板メニューが存在しないことも多いです。
これは、飲食店経営者の方が、あらゆる料理に力を入れすぎることで、逆にそれぞれの魅力が伝わりにくくなっている場合に起こり得ることです。
例えば、ラーメンとチャーハン、天津飯に自信のある中華料理店があるとします。
ただ、このとき、すべてのメニューをおすすめとして提供してしまうと、初めて訪れる来客が「どれを食べればいいのだろう」と悩んでしまいます。
そのため、まずは看板メニューとしておすすめする料理を決定し、それ目当てに集まる来客を集めるようにしましょう。
他の自信があるメニューのアピールは、ある程度看板メニューによる集客が成功した後でも遅くはありません。
ちなみに、味に自信のある料理だけでなく、インパクトのある料理、他の飲食店ではなかなか味わえない、珍しい料理などを看板メニューにするのも効果的です。

 

○売上が伸びない飲食店における3つの特徴③ホスピタリティが足りない

 

ホスピタリティとは、“思いやり”や“心のこもったおもてなし”を意味する言葉であり、売上が伸びない飲食店の多くは、このホスピタリティが足りない状況であると言えます。
具体的には、料理の提供が遅い飲食店、あるいは清潔感に欠ける飲食店などが当てはまります。
そのため、自信のある料理を提供するだけで、売上がアップすると思っている経営者の方は、早急に考えを改めましょう。
また、料理の提供が遅れるという事態は、主にランチタイムやディナータイムのピークに起こります。
したがって、他の時間帯と同じような体制で、ランチタイムやディナータイムのピークを迎えてしまうと、ほぼ確実に料理の提供は遅れるでしょう。
もっと言えば、料理の提供が遅れることが、来客退店後の片づけの遅れに繋がり、それが不十分な清掃に繋がることも考えられます。
特に、開業直後は話題性などもあり、飲食店が繁盛すると予想されるため、忙しい時間帯の体制を変えることは至上命令だと言えます。

 

○まとめ

 

ここまで、売上が伸びない飲食店における3つの特徴について解説しましたが、いかがでしたか?
今回解説したことをまとめると、“ミスマッチのある飲食店”、“看板メニューがない飲食店”、“ホスピタリティが足りない飲食店”は、売上が伸びにくいということになります。
いずれか1点を改善するだけでも、売上アップは期待できるため、飲食店は1度経営状況を見直してみましょう。