ラーメン屋開業のポイントを押さえよう

2020年01月22日

ラーメン屋

ラーメン屋は、いわゆる“激戦区”と呼ばれるエリアも多数存在する、代表的な飲食店の1つです。
ただ、開業するラーメン屋が多い反面、1年足らずで閉店してしまうラーメン屋が多いのも事実です。
そのため、今回は、ラーメン屋開業のポイントについて解説したいと思います。

 

○ラーメン屋開業のポイント①レイアウトについて

 

ラーメン屋を開業する際は、“儲かるレイアウト”を意識しなければいけません。
そのためにまず実行したいのが、”券売機“の設置です。
思い返してみてください。
皆さんが訪れるラーメン屋の多くには、券売機が設置されているはずです。
これは、注文を聞いたり、会計をしたりする手間を省くこと、なおかつ人件費を削減することを目的としているもので、ラーメン屋を開業するのであれば、必須の設備だと言えます。
また、基本的にラーメン屋は、カウンターのみのレイアウトにした方が稼働率は上がりますし、人件費も落とすことができます。
テーブルを設置するのも悪くはありませんが、そうするのであれば、アルコールメニューを充実させたり、一品料理を充実させたりすることで、客単価を上げなければいけません。

 

○ラーメン屋開業のポイント②ライバル店について

 

ラーメン屋を開業するときに限ったことではありませんが、激戦区に開業するのであれば、周辺のライバル店に関するリサーチは欠かせません。
具体的には、どのような種類のラーメンなのか、どれくらいの価格なのか、どの時間帯に来客が多い(少ない)のかなどのリサーチをしましょう。
また、その結果、周辺に同じような種類のラーメンを提供するライバル店がいるとわかった場合、価格あるいは話題性で差別化を図る必要があります。
もちろん、ラーメン屋だけでなく、ランチタイムやディナータイムのライバルとなる飲食店の情報も、きちんと頭に入れてから開業するべきでしょう。

 

○ラーメン屋開業のポイント③集客装置について

 

ラーメン屋を開業するのであれば、周辺に“集客装置”があるかどうかもチェックしなければいけません。
集客装置とは、文字通り集客のために必要な施設や環境などのことを言い、具体的には、駅やオフィス街、繁華街や観光地などが該当します。
また、長年愛され続けるラーメン屋になるには、上記のような集客装置から“徒歩7分以内”の場所に開業するようにしましょう。
これは、来客がランチ時などに職場から来店し、食事をして帰るまでの時間を考えたとき、来店してもらえるギリギリの距離が、集客装置から徒歩7分程度であることを根拠としています。

 

○ラーメン屋開業のポイント④居抜きでの開業について

 

ラーメン屋を居抜き物件で開業する場合は、以前どんな形態の店舗を経営していたのか、必ずチェックしておきましょう。
例えば、寿司屋やスナック、バーなどの居抜き物件で、ラーメン屋を開業する場合は、注意が必要です。
なぜなら、このような飲食店では、ラーメン屋にとって十分なガス容量が確保できない可能性があるためです。
上記のような飲食店は、ラーメン屋と違って大きなガス容量を必要としないため、これは致し方ないでしょう。
また、ラーメン屋を開業するにしては、排気設備の機能性が不十分な場合もあります。
ただ、寿司屋やスナック、バーの居抜き物件には、カウンターだけの物件が多いです。
そのため、レイアウトに関しては、そこまで大きく変更する必要がないと言えるでしょう。

 

○まとめ

 

ここまで、ラーメン屋開業のポイントをいくつか解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
冒頭でも触れたように、ラーメン屋は年間で数百軒、数千軒がオープンしますが、同じように年間数百軒、数千軒が閉店しています。
もちろん、味さえ良ければ閉店しないわけではないため、今回解説したことに関しては、ぜひこの機会に覚えて帰っていただきたいと思います。