老舗飲食店になるための9項目

2020年01月29日

老舗

飲食店を開業する方の多くは、長年愛される老舗飲食店の経営を夢見ていると思います。
では、自店を老舗飲食店にするためには、一体どのような工夫が必要なのでしょうか?
ここからは、老舗飲食店になるための9項目について1つずつ解説しますので、ぜひ開業前にご覧ください。


○老舗飲食店になるための9項目①賃料が高い物件での開業を避ける

 

賃料が高い物件で飲食店を開業すると、大抵は売上に占める賃料の割合が大きくなっていきます。
高い賃料をカバーできるだけの客単価、あるいは回転率をキープし続けることができれば問題ありませんが、そのようなケースは稀でしょう。

 

○老舗飲食店になるための9項目②賃料が安い物件で固定客を作る

 

賃料が高い物件で開業すると、多くの固定客を作らない限り、なかなか手元に利益が残りません。
一方、賃料の安い物件の開業であれば、たとえ固定客が少なかったとしても、手元に利益が残りやすくなります。

 

○老舗飲食店になるための9項目③魅力的な看板メニューを作る

 

「あのメニューを食べたいから、あの店に行こう」と思ってもらえるような看板メニューを作るのは、老舗飲食店になるにあたってとても大切なことです。
また、看板メニューを有名にするには、味を良くするだけでなく、コストパフォーマンスも良くしないといけません。

 

○老舗飲食店になるための9項目④人気のないメニューを外して廃棄を減らす

 

人気のないメニューを外すことで、廃棄を減らし、利益がより手元に残りやすくなります。
ただ、人気がないかどうかを判断するには、ある程度の時間がかかるため、最初の1年は固定のメニューで経営すべきでしょう。

 

○老舗飲食店になるための9項目⑤利益目標を決めて達成のために努力する

 

利益目標を決めず、「今は儲かっているから大丈夫」というような経営を続けていると、改善ポイントがわからず、利益が落ち込んだときに苦労します。
飲食店の中には、気づいたころには売上が下降線を辿っており、原因がわからないうちに閉店してしまうというケースも散見されます。

 

○老舗飲食店になるための9項目⑥イベントを積極的に開催する

 

季節限定のメニューを提供したり、季節のイベントに応じた割引をしたりすることで、話題性の高い飲食店となります。
また、季節ごとのイベントを実施する場合は、早めに計画を立て、ピーク前に食材を確保するなどの工夫をしましょう。

 

○老舗飲食店になるための9項目⑦店頭販売や配送を行う

 

ニーズがある立地の場合は、店内で提供しているメニューを使った弁当などを販売しましょう。
また、近年はUber Eatsの台頭に代表されるように、デリバリーの需要がとても増えているため、可能であれば配送サービスも検討すべきです。

 

○老舗飲食店になるための9項目⑧客足が減る日にサービスをする

 

台風が近づいているときや2月の閑散期など、客足が減るときにサービスをすることで、集客が期待でき、年間の売上を安定させることができます。
他の飲食店の客足も減るときに差別化できれば、同じエリアで一人勝ちできる可能性も十分あるでしょう。

 

○老舗飲食店になるための9項目⑨目配り、気配り、心配りを大切にする

 

“目配り”とは、細かいところに注意を向けて、来客の様子を確認し、適宜対応することです。
また、“気配り”は、来客が何を欲しているかを素早く察知し、言われる前に行動するために必要なものであり、“心配り”は、来客のためになるようなことを、実際行動で表すことす。
これらを大事にしなければ、老舗飲食店にはなれません。

 

○まとめ

 

ここまで、老舗飲食店になるための9項目について、駆け足で解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
老舗飲食店になるためには、物件選びのときから周りと差を付けなければいけません。
また、もちろん本当の勝負は開業してからであるため、開業直後にある程度売上が出たからと言って、決して油断しないようにしましょう。