飲食店を繁盛させる3つのアイデア

2020年02月21日

繁盛

飲食店を繁盛させるには、多くの飲食店が悩んでいる3つの要素について、しっかり考える必要があります。
具体的には“宣伝”、“稼働率”、“距離”についてです。
今回は、これら3つの要素についてどう考えることで、飲食店を繁盛させることができるのかについて解説します。


○“宣伝”について

 

飲食店を繁盛させるための宣伝をするのであれば、まず“この金額だったら行ってみよう”と思わせるような仕掛けが必要です。
例えば、有名ラーメン店は、ワンコイン(100円)でラーメンが食べられる日を定期的に設けています。
そして、某焼肉チェーンは、食べ放題が格安で楽しめる日を不定期に作っています。
ただ、これらの仕掛けは、元々その飲食店を知っている方以外にはあまり効果を発揮しない宣伝方法であり、新しい層の獲得には向いていません。
そこでもう1つ実践したい宣伝方法が、“周辺エリアへのポスティング”や“新聞の折り込みチラシ”による宣伝です。
こうすることで、その飲食店の存在を知らない方も来店してもらえる可能性があります。
また、ポスティングや折り込みチラシで新しい層を獲得する場合は、普段あまり儲かっていない曜日・時間帯限定のサービスを実施しましょう。
そうすれば、新しい層を獲得できるだけでなく、曜日ごと・時間帯ごとの売上の差を少なくすることもできます。

 

○“稼働率”について

 

飲食店を繁盛させるためには、稼働率を上げることも考えなければいけません。
稼働率で悩んでいる飲食店の多くは、すでにある程度の固定客を獲得しているものの、席数の関係ですべての席が埋まらないという状況に悩んでいます。
そんな飲食店が、店舗を繁盛させるために実践したい2つの方法を具体的に解説しましょう。
まず1つ目は、“コーヒーの無料サービス”です。
これは、とあるうどん店で行われているサービスであり、食後のコーヒーを無料で提供することで、これまで埋まらなかった席が埋まるようになったと言います。
もちろん、ずっとコーヒーを無料で提供し続けることは、飲食店にとって決して楽なことではありません。
ただ、これである程度稼働率が上がれば、たとえその後コーヒーの無料サービスを中止したとしても、かなり多くの固定客は残ってくれるでしょう。
また、2つ目は、“会議室として提供する”という画期的な方法です。
これは、某大手居酒屋チェーンが行っているサービスです。
その居酒屋では、夕方ごろから宴会用座敷を埋めるために、法人向けの会議室としてその座敷を貸し出しました。
これにより稼働率は上がり、そのまま懇親会の席として使ってもらえる機会も増え、一気に売上は上がったと言います。
とても斬新なアイデアですね。

 

○“距離”について

 

飲食店を繁盛させるためには、距離に関する問題についても考えなければいけません。
距離に関する問題とは、例えば“店舗が駅から離れている”、“車以外ではアクセスしにくい”といった問題が挙げられます。
ただ、このような問題も、工夫次第である程度解決できます。
ある居酒屋では、最寄りの駅まで車で迎えに行くというサービスを展開しています。
これは、駅前にあるライバル店に少しでも肩を並べたいという発想から生まれたサービスのようです。
また、車での送迎が難しいという場合は、タクシーで店舗まで訪れた方に対して“割引サービス”をするのも効果的です。
そうすれば、タクシーに乗るのを厭わず来店してくれる方も増えるでしょう。

 

○まとめ

 

ここまで、飲食店を繁盛させる、3つの要素におけるアイデアについて解説してきましたが、いかがでしたか?
飲食店を繁盛させるには、さまざまな問題と真摯に向き合い、その問題が解決できる方法で、なおかつ競合相手が少ない方法を実践するべきです。
今回は、それの代表的な例をいくつか紹介しましたので、1度採り入れてみたり、派生サービスを考案したりしてみましょう。