3月の飲食店は“謝恩会”を狙おう

2020年02月22日

謝恩会

3月と言えば、やはり卒業式というイメージがありますよね。
また、そんな卒業式の後には、生徒や保護者からお世話になった先生・職員に感謝を伝える“謝恩会”が頻繁に開催されます。
したがって、3月の飲食店は、どうすれば謝恩会の開催場所に選んでもらえるかを考えましょう。


○謝恩会が始まるまでの流れについて

 

卒業式は、幼稚園であれ高校であれ、大体は午前中に行われます。
また、終了するのは12~12時半のケースが多いです。
ただ、大学の卒業式だけは、他とは一線を画しています。
大学は非常に生徒が多いため、1つの建物にすべての生徒が入らない可能性も高く、その場合は午前の部、午後の部という形で卒業式が行われることも珍しくありません。
とはいえ、謝恩会が開催されるのは夜がほとんどであるため、3月の飲食店は周辺にある教育機関がどんな形態であったとしても、基本的には夜の集客を狙うことになります。

 

○謝恩会の実態について

 

謝恩会はさまざまな形で開催されます。
例えば、ホテルの広間を借り切って行われたり、近隣の会館の広間で行われたりすることもあります。
ただ、一方で、飲食店を貸し切りにして行うというケースも多いです。
また、飲食店を貸し切る場合は、その学校の生徒や先生・職員にゆかりのある飲食店が選ばれやすいです。
なぜなら、初めて訪れる飲食店で謝恩会を開いたとき、サービスが悪かったり、料理の味がイマイチだったりすると、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまうからです。
つまり、3月の謝恩会を狙う飲食店は、普段から学校関係者に利用される店舗を目指す必要があるということです。

 

○学校関係者を集客するための方法

 

学校には、“事務局”あるいは“総務部”という部署が存在します。
これは、先生ではなく学校の雑務等を行う職員が仕切っている部署であり、外部の人間との接触を一手に引き受けています。
3月の謝恩会を狙う飲食店は、まずここに対してメニューや料金、サービス内容が書いた案内を届けるところから始めましょう。
また、数ヶ月に1回程度は新しい案内を送付します。
そうすれば、職員の方が少しずつ利用してくれるようになるかもしれません。
もちろん、3月の謝恩会を狙う飲食店は、生徒やその保護者にも宣伝しなければいけません。
例えば、通学路や生徒がよく訪れる場所に、「謝恩会歓迎」「割引サービス」といった文言のポスターを掲示したり、SNSで地域情報として発信したりすれば、3月までに利用してもらえる可能性は十分あります。
そして、これを毎年必ず行うようにすれば、複数の教育機関に「あのお店は謝恩会でサービスをしてくれる」ということが広まり、贔屓にしてもらえる可能性はさらにアップします。

 

○謝恩会当日のサービスについて

 

3月の謝恩会を狙う飲食店は、当日最高の思い出を作ってもらうために、あらゆるサービスを実践し、そのことについて宣伝しておきましょう。
例えば、謝恩会の様子、最後に撮影する集合写真などをホームページからダウンロードできるサービスは、とても効果的です。
もちろん、飲食店がSNSのアカウントを持っていれば、そこに写真を掲載して自由にダウンロードしてもらえます。
また、実際提供されているサービスとしては、食後のデザートにひと手間加え、卒業する学校やクラス名、先生の名前が書かれたケーキに、花火を添えて提供するというものがあります。

 

○まとめ

 

ここまで、3月の飲食店が謝恩会を狙うための戦略について解説しましたが、いかがでしたか?
生徒やその保護者、先生や職員などに普段からアピールをしていれば、謝恩会で利用してもらいやすくなりますし、当然卒業パーティーの開催場所としても選んでもらいやすいでしょう。
もちろん、これから3月の謝恩会に向けて動き出すのは少し遅いですが、今年からじわじわ認知度を上げておけば、来年は成果を出せる可能性が高いです。