飲食店の空席対策を知っておこう

2020年03月07日

空席

飲食店の空席が増えることは、売上に大きく影響します。

また、空席ができてしまう原因は、単純に来客数が少ないことだけではありません。

したがって、経営者の方は自店の状況を見直し、適切な空席対策を取る必要があります。

詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

○飲食店で空席ができる原因は?

 

飲食店で空席ができる原因は、大きく以下の3つに分けられます。

 

① 来客数が少ない

単純に来客数が少ない飲食店は、当然空席ができる確率が高くなってしまいます。

 

② 席への案内の仕方が悪い

たとえ来客数が多くても、席への案内の仕方が悪ければ、空席は生まれやすくなります。

例えば、1人で来店された方を4人席に案内し、その他の席が埋まってしまうと、次に来店された方は席に座れず、4人席のうち3席は埋められません。

 

③ 物理的に座れない席がある

カウンターもしくは入口近くの席で、飲食店側の物置代わりになっている席などは、物理的に座ることができないため、当然空席になります。

ただ、これは荷物の置く場所を別に確保することで、すぐ改善できます。

 

○飲食店が実践すべき空席対策とは?

 

たとえ来客数が少なくても、実践すべきことを実践すれば、飲食店は空席を減らすことができます。

どのような対策があるのかを見てみましょう。

 

① 予約札を活用する

飲食店が空席を減らすためには、テーブルの上に置く予約札を活用しましょう。

例えば、予約が入っていなくても、複数人が座れる席に予約札を設置しておくことで、少人数が座るのを防ぐことができます。

つまり、団体客のためにその席を取っておくということですね。

ちなみに、キッチンから見て奥まったところにある席に予約札を置けば、来客は手前の席から座っていくことになり、オーダー取りや料理の提供にかかる手間も省けます。

 

② 小さなテーブルから案内する

飲食店が空席を防ぐための対策には、小さなテーブルから案内するという方法もあります。

例えば、2人で訪れた来客を4人席に案内した場合、後から来た2人以上の団体客が他の席に座れず、2席が余ってしまう可能性があります。

そのため、2人で訪れた来客には、まず2人席として小テーブルを案内しましょう。

 

③ 入口付近から案内する

飲食店が空席を埋めるためには、入口付近の席から案内することも大切です。

なぜかと言うと、外から見えやすいところの席を先に埋めることで、「このお店は流行っている」ということをアピールできるからです。

逆に、入口から離れた席から案内すると、実際は同じ客数にも関わらず、外から見るとあまり繁盛していないように見えてしまいます。

 

○空席マッチングサービスも利用すべき

 

飲食店が空席を減らすための対策には、”空席マッチングサービス“も挙げられます。

これは、飲食店の集客とユーザーの店探しを解決するサービスであり、実際導入している飲食店も多いです。

具体的には、ユーザーがリクエストした利用希望時間、人数、予算、料理ジャンル、エリアに対し、即座に条件と合致した利用希望時間に空席を持っている飲食店をマッチングしてくれます。

また、従来の飲食店検索サービスは、店舗からの広告掲載や予約成立時の制約課金をビジネスモデルとしていますが、当サービスは予約有無に関わらず、飲食店・ユーザーともに完全無料で利用できます。

とても魅力的ですね。

したがって、空席の減少に一役買うかどうかはわからなくても、とりあえず導入してみる価値はあるでしょう。

 

○まとめ

 

ここまで、飲食店の空席対策について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

自身の経営する飲食店は、“空席が埋められない飲食店”になっていませんでしたか?

もし改善の余地があるのなら、今回解説した対策を取り、少しでも効率的に集客できるようにしましょう。

もちろん、それと並行して、単純に来客数を増やす努力をすることも大切です。