飲食店の予約受付における工夫とは?

2020年04月02日

飲食店予約

飲食店は、主に電話やネットを用いて予約受付を行います。
ただ、なかなか予約が入らないという飲食店も中にはあるでしょう。
そんなときは、1度自店の予約受付における体制を見直し、予約数が増えるような工夫をしなければいけません。
ここからは、具体的にどんな工夫をすれば良いのかについて解説します。


○電話受付における工夫について

 

飲食店における電話受付には、1つ大きな問題があります。
それは、ピーク時にはなかなか電話に出られないということです。
飲食店は、このような問題を解決しつつ、なおかつ予約数が増えるようにするために、“あえて1度留守電で受付する”という工夫をしてみましょう。
また、留守電の内容は、「ただいま全力で調理を行っており、電話に出ることができません。〇分以内に折り返しますので、ご用件をお残しください」といったものにします。
こうすることで、たとえ電話が繋がらなかったとしても、予約客の印象をそこまで悪くすることはないでしょう。
また、同時に「忙しいお店」だというアピールをすることもできます。

 

○リピーターにはサービス&時間誘導をするべき

 

飲食店が電話で予約受付をする場合、リピーターにはサービスと“時間誘導”をするべきでしょう。
具体的には、1度来店した方に対して、「〇時(ピーク前)までに予約していただいたらドリンク1杯無料」といった情報を伝えておくのです。
こうすれば、リピーターへのサービスとなりますし、忙しい時間より前に予約を受け付けることができます。
もちろん、サービスするドリンクを限定するなど、費用対効果についても考える必要はありますが、悪くない工夫だと思います。

 

○ネット受付における工夫について

 

飲食店がネットで予約を受け付ける場合に注意したいのが、予約情報の“入力フォーム画面”です。
予約客の中には、スマートフォンでの入力操作がそれほど得意でない方、面倒だと感じる方もいます。
したがって、あまりに長い入力フォームにしてしまうと、途中で予約を断念される可能性があります。
そのため、入力してもらう情報は、氏名や電話番号、予約人数だけに留めておき、詳しい情報は手が空いているとき、電話で尋ねるようにしましょう。
こうすれば、飲食店側が電話に出られないという心配もありません。

 

○ネット予約の仕組みを確立させる

 

飲食店がネットで予約を受け付ける場合、“即予約”と“リクエスト予約”のどちらにするかを選ぶ必要があります。
即予約は、予約客が詳しい予約情報を入力し、その後すぐに予約が確定するという仕組みです。
一方、リクエスト予約とは、予約客がとりあえず予約だけを行い、後から飲食店が電話で細かい要望を聞いた後、予約を確定させるという仕組みを指します。
先ほども少し触れたように、おすすめは予約客の情報入力の負担が軽減されるリクエスト予約ですが、1度両方試してみて、自店に合っている方を選ぶのが良いでしょう。
即予約は、とにかく予約客とのやり取りを減らすことができますが、客が予約したことを忘れるといったことを含む”予約キャンセル“が起こりやすいシステムです。
したがって、飲食店にとっては少しリスクが高い受付方法と言えるかもしれません。
一方、リクエスト予約には、来客にとって楽なシステムを提供できる、予約キャンセルが発生しにくいなどのメリットがありますが、その反面やり取りをする回数は多くなります。

 

○まとめ

 

飲食店における予約客は、その日の売上を確実にアップさせてくれる大事な存在です。
また、初めて予約で訪れた方に気に入ってもらえると、今後長期間リピーターの予約客として来店してもらえる可能性もあります。
「この時期に必ず来てくれる」という予約客がいれば、とてもありがたいですよね。
したがって、予約なしで訪れる来客ばかり気にしている飲食店は、1度意識を変えてみることをおすすめします。