飲食店を“先払い”で支援するサービスとは

2020年06月05日

飲食店

全国で緊急事態宣言が解除された今も、ほとんどの飲食店が以前のような売上を達成できていません。
ただ、巷では飲食店を“先払い”で支援するサービスなるものが続々と登場し、話題となっています。
今回は、具体的にどんなサービスが提供されているのかについて、詳しく解説したいと思います。


○アルファノートの“事前決済システム提供サービス”

 

決済代行業を行う”アルファノート“は、コロナに苦しむ飲食店への先払い支援サービスとして、事前決済システム”サキペイ“を提供しています。
これは、SMS(ショートメッセージサービス)を利用した決済サービスで、具体的には、専用URLから顧客の電話番号と金額を入力し、URLをSMSで送付することで、事前に支払いを行ってもらえるというものです。
また、当社は現在、サキペイを初期費用・月額料金無料で利用できる“新型コロナウイルス対策支援キャンペーン”を実施しています。
契約の4ヶ月後から月額料金が発生しますが、料金発生までの期間のみ利用することも可能なため、少しでも先払いで経営状況を回復させたいという飲食店は、ぜひ利用しましょう。

 

○ギフティの“店舗応援チケット販売サービス”

 

ギフトを添えたメッセージカードを送付できるウェブサービス・スマホアプリ“giftee”を運営する“ギフティ”は、当サービス・アプリにおいて、飲食店での支払いに使えるチケットを先払いで購入することで、飲食店を応援できる“店舗応援チケット”を販売しています。
登録された飲食店は、先行して顧客に店舗応援チケットを購入してもらい、コロナが収束して安心・安全を確保できた後、チケットを店舗で利用してもらうことができます。
また、これは当社が行う“お店の未来にエールをおくろう”というプロジェクトの一環であり、今後も順次応援の対象となる飲食店は追加される予定です。
とても良心的なサービスですね。

 

○スパイスファクトリーの”先払いボトルキープサービス“

 

インテグレーション事業を展開する“スパイスファクトリー”は、ウェブサイトから飲食店のドリンクボトルを注文し、先払いでボトルキープができるサービス“Bottle Keep Japan”を提供しています。
東京、大阪、神奈川、茨城、福岡、土産、埼玉、千葉の8都道府県の飲食店の登録からスタートしたサービスで、これ以外の道府県についても、順次登録ができるように拡大される予定です。
飲食店は、無料掲載申請をすることで、顧客からの先払い支援が受けられる可能性があるため、気になる方は詳細を確認してみてください。
ちなみに、掲載された飲食店は、Bottle Keep Japanのサイトで店舗概要、詳細情報に加えて、ボトルキープできるドリンクメニューの投稿、現在の店舗情報を発信することができます。
もちろん、サイトへの掲載だけでなく、上記の情報発信もすべて無料で行えます。

 

○さとふるの”さきに寄付“

 

ふるさと納税サイト“さとふる”は、コロナの影響を受ける飲食店を含む事業者に対して、先払い支援“さきに寄付”をスタートさせています。
これは、飲食店の食事等に先立って寄付決済し、送られてくるチケットをコロナ収束後に利用してもらうという支援制度です。
具体的には、顧客がふるさと納税により、体験型の返礼品を申し込むと、その飲食店等に訪れるタイミングではなく、体験チケットの発送をもって、自治体から飲食店等にチケット代が支払われるという仕組みです。

 

○まとめ

 

ここまで、巷で話題の“飲食店先払い支援サービス”について解説してきましたが、いかがでしたか?
赤字が続く飲食店の中には、支援金・助成金制度への申し込みをすでに済ませているところもあるかと思いますが、それらの制度はあまりにも申込数が多く、総じて支給が遅れているというのが現状です。
したがって、飲食店は窮地を乗り切るための二の矢、三の矢として、今回解説したようなサービスを利用すべきです。