ユニークなコロナ対策事例を紹介します

2020年07月06日

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飲食店のコロナ対策といえば、アルコール消毒やマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保などが挙げられます。
また、全国の飲食店の中には、ユニークながら効果のあるコロナ対策を導入し、注目を集めている店舗もあります。
今回は、そんなユニークなコロナ対策の事例をいくつか紹介しましょう。


○“自動配膳ロボット”の導入

 

福岡市中央区にある居酒屋“定楽屋天神大名店”は、コロナ対策として自動配膳ロボット“PEANUT”を導入しています。
これは、台に料理を乗せ、タッチパネルで席番号を入力することで、天井のセンターを伝い、客席まで届けてくれるという優れものです。
元々は、人手が足りない飲食店の従業員として稼働するロボットですが、これを導入することで、従業員と顧客の接触機会を減らすことができるため、当店では“コロナ対策ロボ”として活躍しています。
非常に珍しいコロナ対策事例ですね。
また、PEANUTは、実際中国のコロナ隔離施設でも稼働していて、現在ではあらゆる飲食店等の店舗から注目される存在となっています。

 

○“ミニ焼き台”のレンタルサービス

 

同じく福岡市中央区にある焼き鳥店“大名へて”では、“ミニ焼き台”のレンタルサービスを実施しています。
これも、ユニークなコロナ対策事例ですね。
具体的には、7本程度の串が同時に焼ける電気グリルを、1週間200円でレンタルするというサービスです。
当店は、コロナ感染拡大に伴いテイクアウトサービスを導入しましたが、自宅に焼き鳥を持ち帰る頃にはどうしても冷めてしまい、店舗で味わうようなジューシーさを味わってもらえませんでした。
ただ、このミニ焼き台を併せて貸し出すことで、まるで今店舗で出されたかのようなジューシーさ、カリカリ感が自宅で味わえるようになります。
また、煙の上がる量も少ないため、すでに数百人以上の顧客が好んで利用しています。

 

○“遠方へのデリバリーサービス”の導入

 

ユニークなコロナ対策事例としては、東京都江戸川区にある寿司屋“東京江戸川 鮨かの”が実施するデリバリーサービスも挙げられます。
デリバリーサービスといえば、一般的には近隣をターゲットに考えるものですが、当店では“遠方へのデリバリーサービス”を行っています。
具体的には、「4月〇日は千葉方面に配達します」「5月〇日は世田谷方面に配達します」という風に、地域ごとに配達可能日を限定し、SNSで注文を募るという方法で実施されています。
単純にデリバリーする範囲を広げると、店舗の負担は大きくなってしまいますが、このように地域を限定することで、遠方でもデリバリー可能になるという、なかなか良いアイデアですね。

 

○テイクアウトメニューの“真空パック”

 

ユニークなコロナ対策事例としては、福岡市早良区のフレンチレストラン“アママニエール”のテイクアウト関連サービスも挙げられます。
暑い時期はどうしても食材が傷みやすく、その分味も落ちやすくなります。
そんな問題を解決すべく、当店で導入されたのが、テイクアウトメニューの“真空パック”です。
煮込み料理、オイル漬けにされた肉等を氷水で急速に冷やした後、専用の機械によって真空パックして保存します。
これにより、すでに料理が完成している状態で持ち帰ってもらうよりも、ずっと味が良くなります。
ちなみに、真空パックされたメニューは、自宅で湯煎したり、オーブントースターで加熱したりすることで食べられるため、調理の手間もほとんどかかりません。

 

○まとめ

 

ここまで、全国の飲食店が行っている、ユニークながら効果的なコロナ対策事例を紹介してきました。
このように、他の飲食店とは一味違うコロナ対策を導入することで、注目度はアップし、それが飲食業界全体の活性化にも繋がります。
したがって、飲食店経営者の方々には、単にコロナを防ぐだけでなく、顧客が楽しめるような対策を心掛けていただきたいですね。