低コストで実現可能なコロナ対策について

2020年07月26日

テープ

東京都の1日あたりのコロナ新規感染者数はついに300人を超え、その他大阪や愛知等でも、感染者数は増え続けています。
政府は否定的でしたが、この数字を見る以上、“第2波”はすでにやってきていると言って良いでしょう。
今回は、そんな状況でも経営を行う飲食店に向けて、低コストで実現可能なコロナ対策を提案します。

 

①ラインテープの貼り付け

 

多くの飲食店は、ソーシャルディスタンスを確保するために、床にフロアマット等を設置しています。
もちろん、これも非常に効果的な対策なのですが、さらに低コストでコロナ対策を取りたいという場合は、“ラインテープ”を活用しましょう。
これは、名前の通り立ち位置を明確にするために貼り付けるテープで、安ければ数百円単位で購入できます。
また、布製のものであれば、手で簡単に切ることができるため、とても便利ですね。
もっと言えば、新しいラインテープを購入しなくても、すでに飲食店の備品として購入してあるテープを代用すれば、コスト0でコロナ対策が取れます。

 

②ソーシャルディスタンス啓発ポスターの掲示

 

ソーシャルディスタンスを顧客に守ってもらうための啓発ポスターを掲示することも、飲食店が低コストでできるコロナ対策の1つです。
例えば、「前後の間隔を空けてお並びください」「できるだけ少人数でのご入店をお願いします」といった文言が書かれたポスターを掲示するだけでも、飲食店におけるコロナ感染リスクは下がるでしょう。
また、これらのポスターは、さまざまな企業やサイトによって無料で提供されているため、飲食店が用意するのは掲示用のプレートや、貼り付けるためのテープくらいのものです。
したがって、ほとんどコストはかかりません。
広告資材を主に取り扱う“サインモール”は、上記のポスターを豊富に取り扱っているため、ぜひ1度チェックしてみてください。

 

③ロールスクリーンの設置

 

飲食店が低コストで実現できるコロナ対策には、“ロールスクリーン”の設置も挙げられます。
これは、紐を上下に動かすことで長さを調節できるカーテンのようなものをいい、飲食店における座席と座席の間に設置すれば、簡単に半個室を作ることができます。
飲食店には、テーブルの上にアクリル板を設置し、飛沫感染対策としているところが多いですが、意外と隣の席との間には、何も設置していないところがほとんどです。
ロールスクリーンを設置すれば、顧客のプライバシーを守りやすくなる上に、飛沫感染を防止できます。
安いものであれば1つ2,000円程度で購入できるため、ぜひ導入を検討してみましょう。

 

④テイクアウトの容器持ち込み許可

 

飲食店が低コストでできるコロナ対策には、テイクアウトの容器を持ち込みOKにするということも挙げられます。
これは、テイクアウトを利用する顧客に鍋やタッパー等を持参してもらい、そこに飲食店の料理を提供するというスタイルです。
正確に言うと、コロナ対策にはならないかもしれませんが、実施することで、飲食店は容器の発注費用を抑えることができます。
また、どのような環境で保管されているかわからない容器よりも、自分が持ってきた容器に入れてもらう方が安心という顧客にとっては、とても安心できるスタイルだと言えますね。
飲食店は、この対策を取るにあたって、一切コストをかける必要がありません。
ただ、このスタイルを導入するのであれば、食中毒等のトラブルがあった場合の責任の所在について、明確にしておく必要があります。

 

まとめ

 

ここまで、飲食店が低コストで実現できるコロナ対策を4つほど提案させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
冒頭で触れたように、これからもコロナとうまく付き合っていく期間は続きそうです。
もちろん、再び飲食店の売上が下がる可能性も高いため、なるべく低コストでコロナ対策を強化していくのは重要なことだと言えます。