飲食店の“入店”に関するコロナ対策

2020年07月28日

入店

新型コロナウイルスの感染者数が再び増加していることで、飲食店は経営の仕方に迷っていることでしょう。

ただ、それほど迷う必要はありません。

これまで通り、コロナの感染拡大を防止する対策を取っていればOKです。

ここからは、飲食店の“入店”に関するコロナ対策をいくつか紹介します。

 

①入店を断る

 

飲食店の入店に関するコロナ対策としては、まず“入店を断る”ということが挙げられます。

これは、すべての来客の入店を断るわけではなく、入店時に体調のチェックを行い、発熱や咳等の異常が認められる来客のみ、入店を断るという対策です。

たとえ、体調の優れない来客本人が「風邪だから問題ない」などと主張したとしも、ルールを決めている以上、入店は断らなければいけません。

もし、入店を許可してしまうと、すでに入店している来客ならびに従業員がコロナに感染してしまうかもしれません。

 

②入店を制限する

 

飲食店の入店に関するコロナ対策には、“入店を制限する”ということも挙げられます。

これは、店内があまりにも混み合ってしまうことにより、来客同士のソーシャルディスタンスを確保できないときに、飲食店側が行うべき制限です。

特に、順番待ちのスペースが店内に設けられているような飲食店では、必ず実施するべきですね。

順番待ちのスペースは、そもそも広めに設けられていないことが多く、そこで来客を待機させるのは不適切ですし、待たされる来客もあまり良い気はしないでしょう。

もちろん、大所帯で来店する団体客が訪れたときに備えて、1グループにつき1度に何人入場できるのかについても、あらかじめ決定しておきましょう。

 

③車内で待機してもらう

 

飲食店の入店に関するコロナ対策としては、”車で待機してもらう“ということも挙げられます。

これは、駐車場付きのレストラン等で順番待ちが発生したとき、店舗の中や入口ではなく、来客の自家用車の中で待機してもらうことで、コロナ感染拡大を防ごうという対策ですね。

具体的には、まず来店してもらい、その際に番号札を渡して、車のフロントガラス部分に掲示してもらうという方法です。

他にも、フードコートのように、順番が来たら鳴るブザーを渡しておくという方法もありますが、これは少しコストがかかります。

番号札であれば、かかるのは紙代とプリント代、ラミネート代程度ですので、それほどコストはかかりません。

 

④サービス内容の変更を通知する

 

飲食店の入店に関するコロナ対策には、入口に“サービス内容の変更通知を掲示する”ことも挙げられます。

実は、これが一番大事かもしれませんね。

つまり、コロナ感染拡大に伴い、飲食店がこれまでに行ってきたサービス内容の変更内容を見てもらい、来客に納得してもらうということです。

具体的には、以下のような内容を通知するのが望ましいですね。

 

 スタッフ全員のマスク着用

 アルコール消毒液の設置

 レジ、カウンターの飛沫防止用シート設置

 トレーでの金銭の受け渡し

 営業時間の変更

 スタッフと来客の間隔を空けての案内

 一部スタッフの手袋・フェイスシールド着用

 スタッフ全員の体調チェック など

 

これを掲示することで、従来とは違った形での営業に協力してもらえますし、飲食店がどのような形でコロナ対策を取っているのかを明確に伝えることができます。

もちろん、新しく対策を追加するごとに、掲示する内容はアップデートしていかなければいけません。

 

まとめ

 

ここまで、飲食店の入店に関するコロナ対策をいくつか紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

現在、全国各地で、コロナ新規感染数が過去最多を更新しているような状況であるため、withコロナの飲食店経営はまだしばらく続くでしょう。

また、再び政府から何らかの規制が入る可能性もあるため、気を引き締めて現時点で最大限の対策を取らなければいけません。