テイクアウト用の容器を選ぶポイント

2020年08月27日

テイクアウト

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの飲食店がテイクアウトサービスを導入しています。
また、テイクアウトの際には、当然料理を入れる容器が必要になりますが、飲食店は一体どのようなものを採用すれば良いのでしょうか?
今回は、あらゆる観点から最適な容器について解説したいと思います。

 

①提供する料理に合った容器

 

飲食店が用意すべきテイクアウト用の容器には、まず“提供する料理にあった容器”が挙げられます。
例えば、カレーやスープなどのこぼれやすい料理を多く扱う飲食店は、できるだけこぼれにくい形状のものを用意すべきです。
このような容器は、テイクアウトだけでなくデリバリーにおいても利便性を発揮するため、非常におすすめです。
また、温かい状態で食べるのがベストの料理を多く提供するのであれば、電子レンジに対応している容器を選ぶべきでしょう。

 

②ターゲットに合った容器

 

飲食店が用意すべきテイクアウト用の容器には、“ターゲットに合った容器”も挙げられます。
例えば、女性が主なターゲットの飲食店であれば、なるべく無機質な容器は避け、オシャレなクラフト容器を選ぶ方が受けは良いでしょう。
もちろん、この場合は容器のオシャレさだけではなく、店内で食べる料理よりも見劣りしないよう、綺麗な盛り付けができるかどうかも考慮しなければいけません。
また、特にターゲットが限定されていない飲食店でも、他の飲食店やスーパー、コンビニなどとの差別化は意識すべきです。

 

③コストパフォーマンスの良い容器

 

飲食店が用意すべきテイクアウト用の容器としては、“コストパフォーマンスが良い容器”も挙げられます。
容器といっても、その導入費用は決して安くありません。
場合によっては、1つの単価が50円を超えるようなものもあります。
もちろん、テイクアウト時に容器代を上乗せすることは可能ですが、それで全体的な料金が高くなり、利用客が減ってしまうのは避けたいところです。
具体的には、商品原価の5%までのコストで、できるだけパフォーマンスの良い容器を選びましょう。
最近は、テイクアウトを導入する飲食店が増えていることから、さまざまなタイプの容器が販売されています。
事細かにチェックすれば、きっと理想的な容器が見つかるでしょう。

 

〇初回から大量に仕入れるのはNG

 

たとえ、自店のテイクアウトに最適な容器が見つかったとしても、初回から大量に仕入れるのは控えましょう。
もちろん、大量に仕入れた方が発注の手間は省けますし、今後の容器品切れの影響も受けにくくなります。
ただ、テイクアウト用の容器は意外とかさばりやすく、発注しすぎると置き場所に困ってしまう可能性があります。
また、大量に仕入れたところで、当初思い描いていた通りの使い方ができるとは限りません。
そのため、まずは少量から仕入れ、問題や改善点が見つかった場合に、さらに適した容器を導入することをおすすめします。

 

〇容器以外にも必要なテイクアウト関連の備品

 

テイクアウトサービスを実施するのであれば、当然容器だけでなく、カトラリーやおしぼり、袋も必要になります。
箸やフォーク、スプーンなどのカトラリーに関しては、コロナ感染リスクをできるだけ抑えるべく、個包装で完封されたものを選びましょう。
こうすることで、利用客が食事を摂る前に、直接従業員が箸やフォークに触れてしまうことを防げます。
また、袋に関しては、有料化の対象にならない紙製などを選ぶことをおすすめします。

 

〇まとめ

 

多くの飲食店は、コロナ収束までなんとか走り抜けようと工夫を重ねていますが、実際はまだそこにたどり着く気配がありません。
そのため、今積極的に行われているテイクアウト、デリバリー等のサービスを成功させることは、非常に大事になってきます。
また、テイクアウトやデリバリーの成功には、利用客やコストなどさまざまなことを考慮した容器選びが必要不可欠です。