UberEatsを利用するメリットとは?

2020年08月29日

Uber

デリバリー・宅配サービスの一種である“Uber Eats(ウーバーイーツ)”は、ここ数年急激に登録・利用店舗を増加させています。
皆さんも、街中でUber Eatsの自転車、バイクをよく見かけるでしょう。
今回は、コロナ禍の飲食店がUber Eatsに登録し、利用することのメリットを中心に解説していきたいと思います。

 

〇Uber Eatsの概要

 

Uber Eatsは、アメリカの“Uber”という企業が提供するもので、料理を自宅で味わいたい方、料理を配達できる方、デリバリーサービスを導入したい飲食店を繋ぐ斬新なサービスです。
日本では4年ほど前にサービスがスタートし、当初は東京のわずか一部でしか稼働していませんでしたが、現在は全国各地で利用されるデリバリーサービスの代表格となっています。

 

〇飲食店がUber Eatsを利用するメリット

 

①気軽に登録・利用できる

 

飲食店によるUber Eatsへの登録には、登録費用が一切かかりません。
オーダー用のタブレット端末、デリバリー用の容器は飲食店が用意しなければいけませんが、これは大きなメリットだと言えます。

 

②コロナ対策になる

 

飲食店によるUber Eatsの利用は、有効なコロナ対策にもなります。
通常、飲食店がデリバリーを行う場合、直接利用客に商品を手渡すことになるため、どうしてもコロナ感染リスクは付きまといます。
一方、Uber Eatsでは、“置き配”というシステムを導入しています。
これは、利用客が指定した場所に料理を置くことで、配達を完了させるというシステムで、双方が顔を合わせることは一切ないため、コロナ感染リスクを極限まで下げることができます。

 

③配達員を確保する必要がない

 

飲食店がUber Eatsを利用すれば、自店で配達員を確保する必要がありません。
なぜなら、Uber Eatsによる配達は、すべてUber Eatsに所属する配達員が行ってくれるからです。
したがって、わざわざ体力のある従業員や、バイクに乗れる従業員を雇うようなことはしなくてOKです。
もちろん、配達員が用意されることで、店舗が忙しくても、問題なくデリバリーサービスを続行できるというメリットもあります。

 

〇飲食店がUber Eatsを利用するデメリットは?

 

コロナ禍の飲食店にとって非常にありがたいサービスであるUber Eatsですが、登録・利用するのであれば、以下のデメリットがあることも把握しておきましょう。

 

①手数料が高い

 

先ほど、Uber Eatsはサービスへの登録料が一切かからないという話をしました。
しかし、もちろん完全無料で利用できるわけではありません。
飲食店は、Uber Eatsによる注文総額の35%を毎月支払う必要があります。
自店で独自にデリバリーを行う場合は一切かからない費用であるため、これは大きなデメリットと言えるでしょう。
ただ、Uber Eatsで提供するメニューの価格は、飲食店が独自に決定できます。
したがって、上記の手数料がかかることを考慮して、メニューの値上げを行うことは可能です。
もちろん、利用客が減少してしまうため、高く設定しすぎるのはNGです。

 

②料理の提供が少し遅れる

 

飲食店が自店でデリバリーサービスを導入する場合、料理が完成したら、そのまま店舗から利用客のもとまで配達に向かうことができます。
一方、Uber Eatsの場合、完成した料理を配達員が店舗でピックアップし、配達することになるため、どうしても多少の遅れが生じます。

 

③対象外のエリアがある

 

Uber Eatsは、全国各地で利用されるサービスですが、残念ながらいまだに対応していないエリアが存在します。
特に、東北や九州などはまだまだ非対応エリアが多く、導入したくてもできない可能性があります。

 

〇まとめ

 

飲食店におけるUber Eatsの利用には数々のメリットがあり、今後デリバリーサービスの導入を検討する店舗は、必ず選択肢に入れるべきだと言えます。
しかし、「流行っているから」「ライバル店が登録しているから」といった理由で登録・利用すると、コストなどの問題に直面し、逆に経営状況を悪くしてしまうことも考えられるため、注意しましょう。