11月の飲食店における売上アップ戦略

2020年10月09日

シェアハウス①

コロナ禍で飲食店の売上は総じて減少していますが、そのシーズンならではの戦略を立てることで、多少は売上を回復させられる可能性があります。
また、11月は飲食店が売上アップのキャンペーンをしやすい時期だといえます。
今回は、具体的にどのようなキャンペーンをすべきなのかについて解説します。


・独身の方向けキャンペーン
11月に飲食店が行うべきキャンペーンとしては、まず“独身の方向けキャンペーン”が挙げられます。
11月11日は、日本では“ポッキー・プリッツの日”として有名ですが、お隣の中国において11月11日は“独身の日”とされています。
これは、1という数字が複数並んでいる様が、独身を連想させるからだと言われています。
飲食店は、このアイデアを利用し、当日独身の方のみが使用できる割引クーポンを配布したり、独身の方限定メニューを提供したりすることをおすすめします。
また、より来客を増やしたいという場合は、“団体客の中にいる独身の方の数に応じて割引”といったキャンペーンを行うのも面白いでしょう。
もちろん、オンラインショップで商品を販売している飲食店は、そちらでのキャンペーンも実施すべきです。
独身の方の中には、オンラインで食材や生活用品などを揃える方も多いため、11月11日にオンラインショップ限定セールを行うことで、売上アップが期待できます。

・ボジョレーヌーボー解禁キャンペーン
11月に飲食店が行うべきキャンペーンには、“ボジョレーヌーボー解禁キャンペーン”も挙げられます。
ボジョレーヌーボーとは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区において、9月ごろに収穫されたフレッシュな葡萄を使用したワインのことをいいます。
また、ボジョレーヌーボーには一般に出回る“解禁日”というものが存在し、これは毎年11月の第3木曜日と決まっています。
2020年で言うと、11月19日ですね。
飲食店は、このボジョレーヌーボー解禁のタイミングを狙い、売上アップキャンペーンを開催しましょう。
例えば、“料理1品追加で1杯ボジョレーヌーボーをサービス”、“ボジョレーヌーボーを注文した方に専用のアラカルトを1品サービス”といったようなキャンペーンです。
近年は、少しずつ大衆化しつつあるボジョレーヌーボーですが、ワイン好きの方は毎年解禁を待ちわびていますから、フレンチやイタリアンレストランなどでは、特に開催すべきです。

・サンクスギビングデーキャンペーン
11月に飲食店が行うべきキャンペーンとしては、“サンクスギビングデーキャンペーン”も挙げられます。
サンクスギビングデーとは、アメリカの祝日の1つで、毎年11月の第4木曜日と決まっています。
2020年は、11月26日がその日に当たります。
以前は宗教的な意味合いもありましたが、現在は単にたくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会、あるいは大切な家族行事の1つと位置付けられています。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、11月の飲食店はこれにあやかり、キャンペーンを開催することも検討しましょう。
具体的には、七面鳥のローストやパンプキンパイなど、実際アメリカのサンクスギビングデーにおいて、食卓に並ぶことの多いメニューを提供するキャンペーンなどが挙げられます。
また、サンクスギビングデーが日本で“感謝祭”と呼ばれていることからヒントを得て、“お客様感謝祭”というようなキャンペーンを実施するのも良いでしょう。

・まとめ
ここまで、11月の飲食店における売上アップ戦略・キャンペーンを3つほど提案させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
今までキャンペーンとは無縁だった飲食店も、コロナ禍で売上を回復させるためには、あらゆる角度から戦略を仕掛けていかなければいけません。
まだ11月まで少し時間があるため、前述のキャンペーンの実施はぜひ検討してみてください。