忘年会で選んでもらえる飲食店とは?

2020年11月11日

忘年会

今年も残り2ヶ月を切り、いよいよ飲食店にとって重要な忘年会のシーズンが近づいてきました。
では、忘年会で顧客に選んでもらえる飲食店は、一体どのようなサービスを提供すれば良いのでしょうか?
いくつかアイデアを提案しますので、気になるものがあればぜひ参考にしてください。

 

○コロナ対策

 

忘年会で選んでもらうために、飲食店が重視すべきことには、まず“コロナ対策”が挙げられます。
これは、正確に言うとサービスではありませんが、必ず徹底しなければいけません。
“日本フードデリバリー株式会社”が実施したアンケートによると、“忘年会で重視するポイントは?”という質問に対し、“感染防止対策を行っている”と答えた方は、実に全体の75.7%にも上っています。
よって、飲食店は今のうちにコロナ対策の現状を改めて見直し、顧客の不安を少しでも軽減できるように努めましょう。

参考:日本フードデリバリー株式会社
https://www.jfd.co.jp/news/422/

 

○満席時に便利なサービス

 

忘年会で選んでもらえる飲食店になるには、“満席時に便利なサービス”を導入すべきです。
忘年会は開催時期が重なることが多く、どうしても予約が一杯になり、新規の予約を断らなければいけないことがあります。
ただ、これを繰り返していると、チャンスロスによる影響は非常に大きくなります。
そこで導入したいのが、“早割”もしくは“遅割”のサービスです。
忘年会は、19~22時ごろに開催されることが多く、この時間が予約で一杯になってしまう可能性は高いです。
早割、遅割は、そのような状況に対応するため、“17時~19時開催なら〇%割引”、“22時以降開催なら〇%割引”といったプランを提案するというものです。
こうすることで、「割引してもらえるなら、早くても(遅くても)良い」という顧客を獲得でき、チャンスロスを減らせる可能性があります。

 

○ランチ忘年会

 

忘年会で選んでもらうため、飲食店が提供すべきサービスとしては、“ランチ忘年会”も挙げられます。
忘年会といえば、夜からお酒を飲みながら、みんなでワイワイ楽しい時間を過ごすというイメージがありますよね。
しかし、世の中には忙しく、なかなか夜の時間帯に忘年会ができない方々もいます。
例えば、子育てや家事に奮闘する主婦の方などは、お昼の方が時間は空いていることも少なくありません。
そのような方々のために、ランチ専用の忘年会コースを提供すれば、より多くの時間帯での集客が見込めるでしょう。
ただ、あくまでもランチでの提供のため、価格設定は高くても3,000円程度に収めておきましょう。

 

○子ども向けアイテム

 

忘年会で選んでもらうために、飲食店は”子ども向けアイテム“も積極的に導入すべきです。
忘年会には、当然子連れで訪れる顧客もいます。
ただ、子ども向けのアイテムや設備が整っていなければ、「子どもから目が離せない」「他のお客さんに迷惑をかけたくない」といった理由で、子連れの方は来店をためらってしまいます。
よって、飲食店はベビーカーの設置場所を確保したり、子ども用の食器やカトラリーなどを用意したりしておきましょう。
こうすることで、親御さんたちはある程度安心しながら、料理やお酒を楽しむことができます。
また、“子連れOK”のイメージがない飲食店は、どうしても最初から選択肢に入らないことが多いです。
そのため、店頭に掲示するポスターやチラシ、ホームページなどでも、“子連れ歓迎”という案内は出しておくべきでしょう。

 

○まとめ

 

ここまで、忘年会で選んでもらえる飲食店になるために、提供すべきサービスをいくつか紹介してきました。
コロナ禍の現在において、飲食店が感染対策を取ることは大前提です。
また、それだけでなく、魅力的なサービス、プランを提供すれば、よりコロナ禍の激しい競争を勝ち抜ける可能性はアップします。
今からでも遅くないため、来たる年末の準備をしておきましょう。