経営破綻してしまう飲食店が持つ5つの欠点

2020年11月25日

破綻

「思うように集客できない…」「客足はまずまずなのに利益が出ない…」
このような飲食店は、何かしらの欠点を抱えています。
また、それに気づかずに経営を続けていると、廃業へのカウントダウンが始まってしまいます。
ここからは、経営破綻してしまう飲食店が持つ5つの欠点について解説しましょう。


ホームページがない

 

経営破綻してしまう飲食店の欠点としては、まず“ホームページがない”ということが挙げられます。
ホームページの開設は、飲食店の宣伝方法としては基本中の基本です。
これまで、ホームページなしでも経営が成り立っていたという飲食店もあるかと思いますが、今はもうそのような時代ではありません。
よって、ホームページがない飲食店は、営業時間や住所などが記載された簡易なものでも良いため、まずは開設することを考えましょう。
また、より効率的に店舗の存在を知ってもらいたいのであれば、ホームページと併せてTwitter、InstagramなどSNSのアカウント作成も忘れてはいけません。

 

グルメサイトを活かせていない

 

経営破綻してしまう飲食店の欠点としては、“グルメサイトを活かせていない”ということも挙げられます。
先ほど、ホームページの開設は飲食店における宣伝方法の基本と言いましたが、これはグルメサイトにも言えることです。
ただ、グルメサイトに登録しているだけで、何の工夫もしていないようでは、登録していないのと同じです。
閲覧者の興味を引くためには、必ず以下の情報をグルメサイトに掲載しましょう。

・メニューの写真
・おすすめのメニュー
・利用目的

・オペレーションに問題がある
経営破綻してしまう飲食店は、“オペレーション”に問題があることも多いです。
例えば、どれだけ美味しいメニューを提供する店舗でも、調理に時間を費やしすぎると、来客のフラストレーションは溜まってしまいます。
また、“ドリンクよりも先に料理が来る”といった状況も、オペレーションに問題があるがゆえに起こることです。
もちろん、このような状況が続けば固定客はつかなくなりますし、悪評が広まって新規顧客の獲得さえ危ぶまれる可能性があります。

 

ホール、キッチンの連携が取れていない

 

先ほどのオペレーションの問題に近いことですが、ホールとキッチンの連携が取れていない飲食店も、このままだと経営破綻してしまう可能性が高いです。
例えば、来客からオーダーを受けたメニューが売り切れていることを知らず、ホールスタッフが承ってしまうと、後々不快な思いをさせてしまいます。
そのため、たとえ忙しくてもホールとキッチンの連携を欠かさず、売り切れが出たらすぐに来客に伝えられるように準備しておきましょう。

 

○来客に手間を取らせている

 

経営破綻してしまう飲食店は、来客に我慢させているばかりか、手間を取らせていることもあります。
例えば、飲食店のテーブルには、必ずと言って良いほど“カスター”が設置されています。
これは、調味料や爪楊枝などがセットされた容器のことをいいますが、経営破綻してしまう飲食店はここに問題があります。
具体的には、以下のような問題です。

・調味料や爪楊枝が切れている
・容器が汚れている

この場合、来客は「調味料がないので補充してください」と伝えなければいけません。
これは、まさに来客の手間を増やしてしまうことであり、絶対に言わせてはいけないことです。
もし、定期的に補充や清掃をする余裕がない場合は、来客が入れ替わるたびに新しいカスターを用意するなどして工夫しましょう。

 

○まとめ

 

ここまで、経営破綻してしまう飲食店が持つ5つの欠点を解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
もちろん、経営破綻するすべての飲食店が、前述の欠点を持っているとは限りませんが、少なくとも1つや2つは当てはまるでしょう。
ただでさえ、コロナ禍で売上や客足が減少している昨今ですから、飲食店は押さえられるポイントをくまなく押さえなければいけません。