年末の飲食店にありがちなトラブルへの対策

2020年11月27日

クリスマス

12月に突入すると、夜の街は次第に賑やかになってきます。
これは、クリスマスや忘年会などのイベントが多く開催されることが理由です。
また、年末の飲食店では、この時期ならではのトラブルもよく発生します。
今回は、そんなトラブルへの対策について解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。


○看板が破壊される

 

年末の飲食店でよくあるトラブルの1つに、“看板が破壊される”ということが挙げられます。
年末はお酒を飲む機会が多く、中には度を超えた飲酒によって酔っぱらってしまい、破壊的な行動を取る方もいます。
もし、飲食店が看板を破壊されてしまうと、視認性が悪くなり、思いの外集客が見込めなくなるかもしれません。
よって、壊されたしまった場合に備え、予備のファザード看板などは準備しておいた方が良いでしょう。

 

○トイレが汚れる

 

年末の飲食店でよくあるトラブルには、“トイレが汚れる”ということも挙げられます。
これも、お酒を大量に飲む方が増えることが原因で起こるトラブルです。
屎尿や吐瀉物などでトイレが汚れている状態が続くと、来客に不快な気持ちを与えてしまうため、たとえ忙しくても定期的に状況を確認しなければいけません。
また、できる限り汚れるのを防ぐために、来客以外のトイレの使用、つまり「トイレだけ使わせてほしい」と言われた場合には、丁重に断りましょう。

 

○空予約が増える

 

年末の飲食店でありがちなトラブルとしては、“空予約が増える”ということも挙げられます。
これは、来客から席の予約があったにも関わらず、実際は使われなかったという状況を指しています。
年末は多くの飲食店が忘年会などで混雑するため、複数の店舗にとりあえず予約を入れておくという方が増えるのですが、先に予約した店舗のキャンセルを忘れ、別の店舗に行ってしまうという方は多いです。
また、空予約は飲食店にとって大きなチャンスロスとなるため、予約キャンセルの時期によっては、キャンセル料が発生するシステムにしておきましょう。

 

○人手が足りない

 

クリスマスをパートナーと2人で過ごしたり、友だちと過ごしたりする方は非常に多いです。
それは、飲食店に勤務する従業員も例外ではありません。
そのため、何も考えずにシフトを組んでいると、直前になってまったく人手が足りない状況になることもあります。
飲食店を経営する方は、このような状況を防ぐため、クリスマス当日のシフトを早めに作成しておきましょう。
また、従業員に対して、シフト希望の提出期限を早めることも伝えておかなければいけません。
ちなみに、クリスマスに起こる従業員間のトラブルも、シフト関連であることが多いです。
例えば、クリスマスに出勤する従業員から、「〇〇さんだけ休みでずるい!」といった不満が出るなどのトラブルです。
このようなトラブルをなくすには、クリスマスの時給をアップさせるなどの対策を取る必要があります。

 

○忘年会の予約がかぶる

 

年末の飲食店では、“忘年会の予約がかぶる”というトラブルもよく発生します。
忘年会はクリスマスなどとは違い、特定の日にちが決まっていませんが、予約がかぶってしまうケースは決して少なくありません。
また、別の予約が入っているにも関わらず、その予約を承ってしまうと、後々謝罪の電話をしなければいけませんし、店舗のイメージも悪くなってしまいます。
よって、年末は常に予約台帳のチェックを欠かさないようにしましょう。

 

○まとめ

 

ここまで、年末の飲食店で起こりがちな5つのトラブルとその対策について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
年末の営業において、大きなトラブルが起こってしまうと、気持ち良く年を越すことができません。
よって、あらゆる角度から起こり得ることを考え、1つずつ確実に対策を取っていくことを考えましょう。
それが、ワンランク上の飲食店への近道にもなります。