飲食店におけるダメなメニュー表の特徴

2020年11月30日

メニュー表

飲食店が来客に魅力を伝えるための代表的なツールに、メニュー表が挙げられます。
しかし、なかなか売上が伸びなかったり、リピーターを獲得できなかったりする飲食店は、ここに問題があるかもしれません。
今回は、飲食店におけるダメなメニュー表の特徴をいくつか紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

○文字や写真のサイズがすべて同じ

 

ダメな飲食店のメニュー表の特徴としては、まず“文字や写真のサイズがすべて同じ”ということが挙げられます。
このようなレイアウトだと、何が看板メニューなのかがわからないため、結局一般的なメニューや、安価なメニューばかりを注文されることになります。
また、“フード”、“ドリンク”といったように、大まかにカテゴライズするだけでは、来客が食べたいメニューを探しにくく、これも上記のように、同じようなものばかり注文される原因になりかねません。

 

○おすすめメニューが多い

 

ダメな飲食店のメニュー表の特徴には、“おすすめメニューが多い”ということも挙げられます。
先ほど、どれが看板メニューかわからないメニュー表はNGという話をしましたが、看板メニューやおすすめを増やせば良いというわけではありません。
何でもかんでもおすすめにしてしまうと、来客はなかなかメニューを絞れませんし、飲食店側が思う本当のおすすめメニューが埋もれてしまいます。

 

○ずっと内容が変わっていない

 

ダメな飲食店のメニュー表の特徴としては、“ずっと内容が変わっていない”ということも挙げられます。
メニュー表が同じ内容のままだと、仮にリピーターを獲得できたとしても、その顧客が既存のメニューに飽きてしまったら、それを機に離れていきます。
逆に、毎日日替わりのメニューを用意したり、毎年季節限定の新メニューを掲載し直したりすれば、リピーターにも新鮮な気持ちを味わってもらうことができます。

 

○掲載するメニュー数が多すぎる

 

“掲載するメニュー数が多すぎる”ということも、ダメな飲食店のメニュー表における特徴の1つです。
メニューの掲載数が多いほど、さまざまな来客のニーズに応えることができ、売上がアップするようなイメージがありますが、実際はそうではありません。
なぜなら、来客に対し、“選ぶのに時間がかかる”というストレスを与えかねないからです。
特に、回転率を求められるラーメン店や立ち食いうどん・そば店などの場合、メニューが多すぎることで、注文までの意思決定に時間がかかってしまうのは致命的です。

 

○汚れている

 

ダメな飲食店のメニュー表における特徴としては、“汚れている”ということも挙げられます。
ある程度汚れているメニュー表の方が、「味があって良い」と思う来客もいるかもしれませんが、さすがに油でベトベトしていたり、指紋がたくさんついていたりするメニュー表は受け入れてもらえないでしょう。
特に、ここ最近は新型コロナウイルスが流行しているため、メニュー表を含む店内の消毒に敏感な来客は増えています。
よって、メニューが汚れていると、“コロナ対策が不十分な店”というイメージを持たれる可能性もあります。

 

○セットメニューがメイン料理と違うページに記載されている

 

ダメな飲食店のメニュー表では、セットメニューの記載がメイン料理とは違うページに記載されていることもあります。
例えば、ハンバーグの種類が掲載されているページとは別のページに、ライスセット、ライス+サラダセットなどの詳細が記載されているケースです。
これでは、来客がセットメニューを探す手間が生まれてしまいますし、セットで注文したときの合計額も計算しにくくなります。

 

○まとめ

 

ここまで、ダメな飲食店におけるメニュー表の特徴をいくつか見てきましたが、いかがでしたか?
思うように集客できない、または固定客がつかないという飲食店は、一度自店が前述した特徴に当てはまっていないかチェックしましょう。
来客のことを考えてメニュー表を作成するだけでも、客足や売上、店舗の評価は大きく変化します。