賃貸物件をシェアするという選択肢ついて

2019年01月28日

シェアハウス①

これから賃貸物件に引っ越す方には、複数の同居人と賃貸物件をシェアして生活するという選択肢もあります。

賃貸物件をシェアすることで充実した日々を送ることができますが、利点と欠点を両方理解していないと、生活がスタートした後にトラブルが発生する可能性もあります。

 

詳細を確認してみましょう。

 

 

○賃貸物件をシェアすることの利点を把握しておこう

 

賃貸物件をシェアして生活することには、主に以下の利点があります。

 

1.好条件の物件に入居できる

賃貸物件をシェアして生活する場合、賃料を同居人同士で折半することが多いです。

したがって1人で賃貸物件に入居する場合よりも、好条件の物件に入居できる可能性が高くなります。

広い部屋で生活できるだけでなく、セキュリティなどの設備も充実した賃貸物件に住めることが予想されます。

 

2.生活費を抑えられる

賃貸物件をシェアして生活する場合、基本的には電気やガス、水道などの設備を共有することになります。

またそれらの生活費は賃料と同様に折半することが多いため、1人暮らしをするよりも費用を抑えやすくなります。

 

3.家事の負担が減る

1人暮らしで仕事が忙しい方は、疲れて帰宅した後に家事をしなければいけないので大変です。

ただ賃貸物件をシェアして生活する場合、同居人同士で家事を分担することで、1人暮らしの場合よりも負担が軽減されます。

 

4.セキュリティ性が高くなる

複数の同居人と賃貸物件をシェアして生活する場合、1人暮らしをする場合と比べて、家に誰もいない時間が短くなります。

したがってその分、空き巣などの被害に遭う可能性が低くなります。

 

 

○賃貸物件をシェアすることの欠点って?

 

賃貸物件をシェアして生活することを検討するのであれば、以下の欠点も事前に把握しておくべきです。

 

1.ルールを破る同居人がいる場合がある

賃貸物件をシェアして生活する場合、同居人同士でルールを守って生活するというのはとても重要なことです。

例えば賃料は折半するというルールを決めているにも関わらず、払わない同居人がいると、金銭トラブルに発展する可能性があります。

 

また家事を分担するなどのルールを守らない同居人がいる場合も、同居人同士の関係が悪くなり、生活のしにくさを感じてしまう恐れがあります。

 

2.プライベートの時間が少なくなる

賃貸物件をシェアして生活する場合、同居人が共有するスペースと、個人のスペースが別々に設けられるのが一般的です。

 

ただ同じ賃貸物件の中に複数の同居人がいるという状況は変わらないため、1人暮らしをするときと比べるとプライベートの時間は少なくなります。

 

3.同居人の生活サイクルを気にする必要がある

複数の同居人と賃貸物件をシェアするといっても、すべての同居人の生活サイクルが同じわけではありません。

朝から仕事をしている方もいれば、深夜に仕事をしている方もいるでしょう。

 

そのような場合、自宅であるとはいえ、ある程度同居人の生活サイクルを気にする努力をしなければいけません。

したがって、自分の好きなときにテレビを観たり、他の同居人と話したりすることができない場合もあります。

 

4.友人を招きづらい

複数の同居人がいる賃貸物件には、友人を招きづらいという欠点もあります。

 

すべての同居人が知っている友人であればまだ招きやすいですが、自分しか知らない友人を招く場合などは、他の同居人への配慮が必要です。

友人を招く際は事前に同居人に伝えておき、その時間だけ部屋を空けてもらうようにしてもらうのが理想的でしょう。

 

 

○まとめ

 “賃貸物件のシェア=楽しい”というイメージが強いため、特に若い方は安易に賃貸物件をシェアしてしまいがちです。

またシェア生活がスタートした後に、“1人暮らしにすればよかった”と感じる方も多いです。

 

賃貸物件のシェアをすぐ解消しようとしても、それはそれでトラブルに繋がりやすくなるため、慎重に決断してください。