インテリアや家電が付いた賃貸物件について

2019年01月29日

インテリア①

賃貸物件を探している際、インテリアや家電が最初から設置されている賃貸物件が見つかることがあります。

 

インテリアや家電が最初から設置されている賃貸物件には、一体どんな利点と欠点があるのでしょうか?

学生や単身者の方などは引っ越し先の候補に入れる可能性が高くなるため、必ず知っておきましょう。

 

 

○インテリアや家電が付いた賃貸物件の概要

 

インテリアや家電が付いた賃貸物件とは、その名の通り生活に必要不可欠なインテリア、家電が最初から設置されている賃貸物件のことです。

物件によって多少差はありますが、設置されていることが多いインテリア・家電には、ベッドやテーブルとイス、ソファーやテレビ、冷蔵庫や洗濯機などが挙げられます。

 

なぜ学生や単身者がインテリア・家電が付いた賃貸物件を候補に入れる可能性が高くなるのかというと、このような物件は学生や単身者向けに提供されていることが多いためです。

 

 

○インテリアや家電が付いた賃貸物件の利点について

 

インテリアや家電が付いた賃貸物件における利点には、主に以下のことが挙げられます。

 

1.引っ越しのコストを削減できる

インテリアや家電が付いた賃貸物件における最大の利点は、引っ越しのコストを削減できるという点です。

 

例えば実家から引っ越しをする場合であっても、賃貸物件に設置されているインテリアや家電は購入する必要がありません。

 

2.転勤等の急な引っ越しでも対応できる

インテリアや家電が付いた賃貸物件であれば、転勤時などの急な引っ越しにでも対応できます。

インテリアや家電がある程度揃っているため、入居したばかりでも引っ越し前と変わらず不自由なく生活できます。

 

また、インテリアや家電探しに費やす時間も省けます。

 

3.退去する際のコストも削減できる

インテリアや家電が付いた賃貸物件は、入居だけでなく退去する際のコストも削減できます。

退去の際にインテリアや家電を持ち出す必要がなく、荷物が少なくて済むためです。

 

もちろん、インテリアや家電は入居者の所有物ではないため、不要なものを処分するためのコストも必要ありません。

 

 

○インテリアや家電が付いた賃貸物件の欠点について

 

では、インテリアや家電が付いた賃貸物件の欠点についても確認しておきましょう。

 

1.好きなインテリア、家電を選べない

最初からインテリアや家電が設置されているため、自分好みのものを選ぶことはできません。

したがってデザインや機能性などの面で、少し不満を感じてしまう可能性があります。

 

2.老朽化している可能性がある

設置されているインテリアや家電は、新築の物件である場合、買い替えがされている場合を除くと、以前の入居者が利用していたものになります。

したがって老朽化している可能性もあり、入居後すぐに不具合が生じてしまうリスクがあります。

 

3.賃料が高い場合が多い

インテリアや家電が付いた賃貸物件には、引っ越しのコストを削減できるという大きな利点があります。

ただその分、賃料が高めに設定されている場合が多いのが欠点です。

通常の賃貸物件と比較すると、同じエリアでも賃料が2~3割程度高く設定されています。

 

4.レイアウトを変更しにくい

インテリアや家電が付いた賃貸物件には、テレビ台などが“造作家具”として固定されている場合もあります。

賃貸物件に固定されているインテリアは移動させることができないため、場合によってはレイアウトを変更する際に不便さを感じてしまうでしょう。

 

 

○まとめ

インテリアや家電が付いた賃貸物件には、今回紹介したような利点と欠点があります。

コストと時間を短縮することばかりを考え、欠点を確認せずにインテリアや家電が付いた賃貸物件に引っ越してしまう学生・単身者は多くいます。

 

最初から半年~2年程度居住することを目的としているのであれば良いですが、長期間居住する予定の方は、1度冷静になって考えてみることをおすすめします。