下調べなしで入居する賃貸物件を決める場合
2019年01月30日
賃貸物件に入居する方の中には、下調べなしで賃貸物件を決める方もいます。
では下調べなしで入居する賃貸物件を決める場合、一体どんなところに注意すればいいのでしょうか?
下調べなしで入居する賃貸物件を決めてなくてはいけないケースについても、併せて解説します。
○下調べなしで入居する賃貸物件を決めなくてはいけないケース
まずは、下調べなしで入居する賃貸物件を決めなくてはいけないケースについて解説します。
賃貸物件への引っ越しをする際は、以下のような理由で入居前の下調べができない可能性があります。
1.人気がある賃貸物件
人気がある賃貸物件は、入居前の下調べができない可能性があります。
なぜかと言うと、下調べをして物件をキープしている間に、他の入居者が決まってしまう可能性が高いためです。
2.遠いエリアにある
遠いエリアにある物件も、時間の問題で入居前の下調べができない場合があります。
特に転勤などの急を要する引っ越しの場合、写真や物件情報だけで入居する賃貸物件を決めなくてはいけないというケースも少なくありません。
3.前入居者が居住している
前入居者がまだ退去していない物件も、入居前の下調べをするのは難しいでしょう。
賃貸物件のオーナーによっては、まだ前入居者が退去していないにも関わらず、空室を作りたくないがために、早めに入居者を募集することがあります。
ただそれでも下調べをしてから賃貸物件を決めたいという場合、現在入居している方の承諾を得ることができれば、下調べができることもあります。
○下調べなしで賃貸物件に入居する場合に注意すべき点について
入居前の下調べができない場合は、下調べなしでその賃貸物件に入居するかどうかを判断します。
下調べなしで賃貸物件に入居するかどうかを判断する場合、以下の点に注意しましょう。
1.賃料が相場とかけ離れていないかチェックする
下調べなしで賃貸物件に入居する場合でも、賃料が相場とかけ離れていないかをチェックすることはできます。
周辺の賃貸物件を参考に、適正価格で提供されている物件かどうかをチェックしておきましょう。
2.周辺環境をチェックする
入居前の下調べができなくても、その賃貸物件の周辺環境をチェックすることは可能です。
実際その賃貸物件がある場所を訪れ、最寄り駅からの距離や周辺の施設、騒音などについてチェックしておきましょう。
もし遠いエリアへの引っ越しをするという方は、最低でもマップアプリを使って賃貸物件の周辺環境をチェックしておくことをおすすめします。
3.不動産仲介業者に相談する
賃貸物件における気になるポイントをチェックしたいにも関わらず、どうしても物件に訪れることができない方もいるでしょう。
そのような方は、不動産仲介業者に確認しに行ってもらったり、写真を撮影してもらったりできないかどうか相談してみるべきです。
全国展開している不動産仲介業者であれば、遠方の賃貸物件でもチェックしてもらえる可能性があります。
○下調べなしで即入居するのは基本NG
下調べなしで入居する賃貸物件を決める場合でも、即入居を決断するのはNGです。
入居する賃貸物件は本来、下調べをしてしっかり室内や周辺環境をチェックした上で決定するものです。
したがって、下調べなしで即入居を決断してしまうと、入居後に不便さを感じたり、思わぬ欠陥が見つかったりする可能性が非常に高まってしまいます。
下調べなしで賃貸物件に入居する場合、どうしても事前にチェックできない部分が出てくるのは致し方ありません。
ただ入居後に後悔したり、トラブルに巻き込まれたりしたいために、最大限の努力をしておくことは忘れないようにしましょう。
○まとめ
これから賃貸物件を探し始める方は、下調べなしで入居する賃貸物件を決めなくてはいけないケースに出くわすこともあるかもしれません。
もしそうなったときには、今回解説したことを参考に行動していただければ幸いです。
ただ大前提として、賃貸物件に入居する際は下調べができる賃貸物件を選ぶべきだと言えるので、例え魅力的な物件であっても、入居前の下調べができないのであれば避けることをおすすめします。