線路が近くにある賃貸物件に住む場合

2019年02月19日

線路①

さまざまな条件で賃貸物件を探しているとき、線路が近くにある賃貸物件を見つけることもあるでしょう。

線路が近くにある賃貸物件には、果たしてどんな利点と欠点があるのでしょうか?

 

これから入居しようとする賃貸物件が線路の近くにある場合は、入居する前に1度目を通していただきたいと思います。

 

 

○線路が近くにある賃貸物件に住む利点

線路が近くにある賃貸物件に住む場合には、以下のような利点があります。

 

1.近くに駅がある場合が多い

線路が近くにある賃貸物件は、駅も近くにある場合が多いです。

駅が近くにあれば通勤や遠出の面で便利になるだけでなく、多くのショッピング施設や金融機関などが揃っているのも駅の近くのため、生活がとても豊かになります。

 

2.明るい道や人が多い

線路が近くにある賃貸物件は、通常の住宅街よりも道が明るいケースが多いです。

駅の近くにあることが多いため、必然的に飲食店なども多く軒を連ねているためです。

また飲食店などが多いということは、必然的に人通りも多くなることが予想されます。

 

3.採光に優れている

線路が近くにあるということは、賃貸物件の周辺にある程度開けたスペースがあるということになります。

つまり、高い建物が建っていない場所が近くにあるため、採光または風通りに優れている物件である可能性が高いということです。

 

4.賃料が安い場合がある

後述しますが、線路が近くにある賃貸物件にはある程度の欠点もあるため、同じエリアにある他の物件よりも賃料が安いケースがあります。

 

 

○線路が近くにある賃貸物件に住む欠点は?

線路が近くにある賃貸物件に住む場合、以下の欠点があるので注意が必要です。

 

1.騒音や揺れを感じる

線路が近くにある賃貸物件における最大の欠点は、やはり騒音や揺れを感じやすくなるという点です。

線路を電車が通過することで感じる騒音や揺れは、線路に近ければ近いほど大きくなります。

特に木造の賃貸物件などでは、ストレスに感じるほど大きい騒音、揺れを感じてしまうケースもあります。

また電車には運行時間というものがありますが、貨物列車などが走る線路が近くにある場合、夜中もしくは早朝にも騒音や揺れを感じる可能性があります。

 

2.プライバシーが守られにくい物件がある

線路が近くにある賃貸物件の場合、線路を走る電車から部屋の中が見えてしまう場合があります。

1人暮らしをする女性などにとって、これは大きな欠点と言えるでしょう。

したがって、線路側に窓がある物件はあまりおすすめできません。

 

3.出入りがしづらい3.車での

賃貸物件の近くに線路と踏切がある場合、車での出入りがしづらいという欠点もあります。

もし近くにある踏切がいわゆる“開かずの踏切”だった場合、車で急いで外出したいときや急いで帰宅したいときに不便になります。

またその踏切が原因でよく渋滞が起こる場合は、なおさら車での出入りがしづらいでしょう。

 

 

○線路が近くにある賃貸物件に住む前にチェックすべき点

 

ここまで紹介した利点、欠点を加味すると、線路が近くにある賃貸物件に住む前にチェックすべき点には、以下の点が挙げられます。

 

1.線路を走る電車の運行時間

2.1日に走る電車の本数

3.窓(バルコニー、ベランダ)がある方向

4.踏切の有無

 

これらの点をチェックしてから入居するかどうか判断しないと、入居後の生活に支障をきたしてしまう可能性があるので注意しましょう。

特に電車の運行時間、1日に走る電車の本数は、騒音や揺れの頻度を把握するためにも必ずチェックしておきます。

 

 

○まとめ

線路が近くにある賃貸物件と聞くと、“騒音”や“揺れ”というイメージがパッと湧く方も多いと思います。

もちろんそれらの欠点があることは否めませんが、決して欠点だけではないのが線路近くの賃貸物件です。

多少の騒音や揺れは気にならない方、日中それほど家にいない方、または車を保有していない方などにとっては、利点だらけの物件になる可能性もあります。