戸建物件を賃貸するという選択肢について

2019年02月24日

戸建て賃貸物件①

“賃貸物件=集合住宅”というイメージを持っている方は、決して少なくないと思います。

確かに賃貸物件のほとんどは集合住宅ですが、中には戸建の賃貸物件もあります。

 

したがって今回は、戸建物件を賃貸することによる利点と欠点を解説します。

1つの選択肢として認識するために、ぜひ参考にしてください。

 

 

○戸建物件を賃貸することによる利点を解説します!

まずは、戸建物件を賃貸することによる利点について解説します。

戸建物件を賃貸することには以下のような利点があるため、ぜひ覚えておきましょう。

 

1.専有部分が広い

戸建物件は、集合住宅に比べて専有部分が広く、室内も広々としていることが多いです。

収納スペースにも困らないため、快適な暮らしを実現できるでしょう。

 

また戸建物件には、駐車場や庭などが付いている場合も多く、集合住宅の賃貸物件よりも“自分の家”という感覚が味わえるでしょう。

 

2.気を遣いすぎなくていい

戸建物件を賃貸することには、集合住宅と比べて気を遣いすぎなくていいという利点もあります。

集合住宅は同じ建物内に複数の住人が居住しているため、時間帯によっては物音や足音なども気にして生活する必要があります。

戸建物件も周辺には別の住居があるものの、同じ建物内ではないため、それほど気を遣って生活する必要はありません。

 

3.駐車場代は基本的に無料

先ほど、戸建物件には駐車場が付いていることが多いという話をしました。

集合住宅にも駐車場付きの物件はありますが、集合住宅の場合は賃料や共益費などと別に、駐車場代を支払わなければいけません。

 

一方戸建物件の駐車場は、基本的に無料で利用できます。

したがって同じ価格帯の集合住宅に引っ越すのであれば、駐車場代が浮く分、戸建物件に引っ越した方がお得な場合もあります。

 

 

○戸建物件を賃貸することによる欠点は?

戸建物件の賃貸を1つの選択肢として認識するためには、当然欠点も知っておく必要があります。

主に以下のような欠点があるので、こちらも利点と併せて覚えておきましょう。

 

1.掃除をするのが大変

戸建の賃貸物件には、専有部分が広い分掃除をするのが大変だという欠点があります。

室内の掃除はもちろん、駐車場や庭がある戸建物件では、雑草の処理もしなければいけません。

したがって戸建物件を賃貸する場合は、入居する人数に合わせて、掃除が行き届くような広さの物件に入居するべきです。

 

2.賃料が高い場合が多い

専有部分が広かったり、設備が充実していたりすることが多い戸建の賃貸物件は、賃料が高めに設定されている場合が多いです。

駐車場代は基本的に無料とはいえ、駐車場代の分が最初から賃料に上乗せされているというケースもあります。

したがって、集合住宅を賃貸するか戸建物件を賃貸するかを賃料で判断する場合は、集合住宅の賃料と、戸建物件の賃料に駐車場代の相場を上乗せした金額を比較するようにしましょう。

 

3.近所付き合いをしなければいけない可能性が高い

集合住宅であれば、周辺住民と近所付き合いをすることが少ないケースもあります。

ただ戸建物件を賃貸する場合、両隣も戸建物件であるときは、必ず近所付き合いをしなければいけないと言えるでしょう。

 

特に両隣の住人同士の仲が良い場合などは、近所付き合いを拒否すると人間関係がうまくいかず、近隣トラブルに発展してしまう可能性もあります。

したがって近所付き合いが苦手な方は、立地を確認して慎重に入居するかどうか判断しましょう。

 

 

○まとめ

“賃貸物件=集合住宅”というイメージを持っている方に向けて、戸建物件を賃貸するという選択肢について解説しました。

これから賃貸物件を探す場合、条件に合った物件として、いくつか戸建物件がヒットすることもあるでしょう。

その際は、今回解説した利点と欠点を思い出していただき、選択肢に含めるかどうかを判断していただけると幸いです。