賃貸物件におけるさまざまな相談先

2019年02月28日

連絡先①

賃貸物件で生活していると、さまざまなトラブルに頭を悩まされる場合があります。

ただ賃貸物件によって相談先は異なるため、賃貸物件に入居する前に、各トラブルに対応してくれる相談先を把握しておきましょう。

 

相談先を知っておくことは、快適な賃貸生活を実現するための1つの方法です。

 

 

○賃貸物件の設備不良に対応してくれる相談先は?

まずは、賃貸物件の設備不良に対応してくれる相談先を解説します。

 

設備不良に対応してくれるのは、賃貸借契約書に記載されている“管理者”です。

賃貸物件の場合、管理者は賃貸物件のオーナー、もしくは管理会社、不動産仲介業者のいずれかになります。

したがって備え付けの電化製品などの設備不良が起こった場合は、まず管理者が誰なのかを確認し、該当する相談先に連絡しましょう。

賃貸物件の設備不良に関する責任は管理者にあり、もし故障が確認された場合は、管理者が修理のためのコストを負担してくれます。

 

また、もし契約書を確認しても管理者が判明しなかった場合は、不動産仲介業者に連絡しましょう。

不動産仲介業者に連絡すれば、自身の賃貸物件における管理者が誰なのかを教えてくれます。

 

 

○賃貸物件の急を要するトラブルに対応してくれる相談先は?

続いて解説するのは、賃貸物件の急を要するトラブルに対応してくれる相談先です。

 

急を要するトラブルとは、早期に解決しないと生活に支障が出るレベルのトラブルのことを言います。

代表的なものには、雨漏りなどが挙げられます。

この場合も、相談先は賃貸物件における管理者となります。

ただ賃貸物件の管理者が管理会社、もしくは不動産仲介業者の場合、夜遅い時間は電話が繋がらないため注意が必要です。

 

しかし急を要するトラブルのため、管理会社や不動産仲介業者に繋がらない場合は、賃貸物件のオーナーに連絡するのをおすすめします。

また管理会社、不動産仲介業者、オーナーのいずれにもなかなか電話が繋がらない場合は、自身で修理を行う企業に連絡しておくべきでしょう。

自身で修理業者に修理を依頼し、後々管理者に修理費用を請求できる場合もあります。

 

 

○賃貸物件の迷惑行為に対応してくれる相談先は?

賃貸物件に入居するのであれば、他の住人の迷惑行為に対応してくれる相談先も必ず知っておきましょう。

 

この場合も相談先は基本的に管理者となりますが、中には話を聞くだけで、早急に対応してくれない管理者もいます。

その場合は、会社、不動産仲介業者に順番に相談することをおす賃貸物件のオーナー、管理すめします。

また相談する前に、迷惑に感じている行為が賃貸借契約書で禁止されているものなのかをチェックしましょう。

もし禁止されていない行為であれば、相談をしても不利になってしまう可能性があります。

 

ただ禁止されていない行為であっても、常識的に考えておかしいと判断される行為があった場合は、必ず管理者に相談してください。

 

 

○賃貸物件における相談先は他にもある!

管理者に相談してもトラブルが続いている場合は、外部の相談先の利用をおすすめします。

 

各市町村が提供している暮らしに関する窓口や、“独立行政法人国民生活センター”など、賃貸物件のトラブルに関する相談先は数多くあります。

 

またどこに相談すればいいかわからない場合は、“法テラス”に相談するという選択肢もあります。

法テラスは、直接賃貸物件のトラブルにおける相談先になってくれるわけではありませんが、相談内容を聞き入れ、“その相談内容であれば、ここに電話してください”という指示が受けられます。

 

 

○まとめ

賃貸物件におけるさまざまな相談先について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

賃貸物件における相談先は、基本的に賃貸物件のオーナー、管理会社、不動産仲介業者のいずれかです。

ただできるだけ早期に対応してほしい場合は、外部の相談先も駆使することをおすすめします。

 

賃貸物件におけるトラブルは、長引けば長引くほど解決されにくくなるケースが多いため、迅速な行動を心掛けましょう。