条件が悪いとされる賃貸物件の利点を探る

2019年03月19日

条件の悪い物件①

賃貸物件の中には、一般的に条件が悪いとされている物件がいくつかあります。

その代表として挙げられるのは、“墓地近くの賃貸物件”、“1階にある賃貸物件”、“駅から離れている賃貸物件”です。

 

今回は、これらの条件が悪いとされる賃貸物件において、利点はあるのかについて探っていきたいと思います。

 

 

○条件が悪いとされる賃貸物件の利点①墓地近くの賃貸物件の場合

墓地近くの賃貸物件は、周辺の雰囲気が少し不気味なことから、条件の悪い賃貸物件と認識されがちです。

ただ墓地近くの賃貸物件には、以下のような意外な利点もあります。

 

・閑静である

墓地近くの賃貸物件には、閑静であるという利点があります。

墓地の近くで騒ぐ方はほとんどいないため、いつでも静かな環境で生活できます。

墓参の時期には多少人が集まりますが、それほど長い時間人の声が聞こえてくる心配はありません。

 

・地盤が安定している

墓地は基本的に、地盤が安定した土地に作られることが多いです。

したがって、必然的に墓地近くの賃貸物件の地盤も強いことが多く、震災時の被害が少なくなることが予想されます。

 

・環境の変化が少ない

墓地が取り壊されて、マンションなどが建つ可能性は極めて低いです。

したがって墓地近くの賃貸物件は環境の変化が少なく、急に風通しや陽当たりが悪くなる心配が少ないです。

 

 

○条件が悪いとされる賃貸物件の利点②1階にある賃貸物件の場合

1階にある賃貸物件は、セキュリティ性や防音性に不安があり、女性にとって特に条件が悪い賃貸物件とされています。

 

では、そんな1階にある賃貸物件にはどんな利点があるのか見ていきましょう。

 

・階下に気を遣う必要がない

1階にある賃貸物件には階下がないため、足音などにあまり気を遣う必要がありません。

基本的に、隣戸に迷惑をかけずに生活すればOKです。

 

・エレベーターを使う必要がない

1階にある賃貸物件では、エレベーターを使う必要がありません。

したがって高層マンションなどで起こりがちなエレベーターの渋滞にも巻き込まれず、いつでもスムーズに外出・帰宅ができます。

 

・賃料が安い場合がある

同じ賃貸物件では、上層階よりも1階にある賃貸物件の方が賃料は安い傾向にあります。

セキュリティ面や防音面に不安があり、入居者が少し集まりにくいというのが理由と考えられます。

 

 

○条件が悪いとされる賃貸物件の利点③駅から離れている賃貸物件の場合

駅から離れている賃貸物件は、通勤や通学に不便であることから、誰もが条件が悪い賃貸物件と認識しているでしょう。

通勤や通学の面では確かに不便ではありますが、駅から離れている賃貸物件にも、いくつかの利点はあります。

 

・繁華街が遠いため静かである

繁華街は、基本的に駅の近くに多く集まるものです。

したがって駅から離れている物件は、繁華街からも離れていることが多いため、静かで治安も良い場合が多いです。

 

・バス停があれば駅チカ物件より便利な場合もある

駅から離れている賃貸物件でも、バス停が近くにあれば駅チカ物件よりも便利な場合があります。

例えば徒歩で最寄り駅まで行き、そこから電車に乗って目的地に行く場合と、バス停から一気に目的地に行く場合とでは、後者の方が圧倒的に便利です。

 

・賃料が安い場合が多い

駅から離れている賃貸物件は、条件が悪い賃貸物件としてのイメージが強いため、賃料が安く設定されているケースが多く見られます。

 

 

○まとめ

条件が悪いとされる賃貸物件の利点を探ってきましたが、いかがだったでしょうか?

ここまで目を通してくださった方は、条件が悪いとされる賃貸物件のイメージが多少変わったのではないでしょうか?

賃貸物件探しの幅を広げるためには、“条件が悪いとされる賃貸物件だから”という理由だけで選択肢から外さず、利点についてもしっかり追求してから判断することが重要です。