忘れずに確認したい賃貸物件の環境や設備

2019年04月06日

環境①

賃貸物件の下見に行く際は、部屋の中の設備や周辺環境など、さまざまな点を確認します。

ただ良いところばかりに目が行きすぎて、細かい点を確認できていないというのはよくあることです。

 

今回は入居後の生活が不便にならないように、忘れずに確認しておきたい賃貸物件の環境・設備について解説します。

 

 

○忘れずに確認しておきたい賃貸物件の環境・設備①最寄り駅の路線数

 

賃貸物件の下見において、最寄り駅までどれくらいの距離があるのかは、ほとんどの方が忘れずに確認するでしょう。

ただ最寄り駅の路線数は、意外と見落としがちなポイントです。

 

例えば最寄り駅まで徒歩1分の賃貸物件であっても、その駅の路線数が1つしかない場合、主要な駅へのアクセスには時間がかかります。

逆に、最寄り駅まで徒歩10分の賃貸物件であっても、路線数が多ければ主要駅までのアクセス時間が短縮できるため、こちらの方が良い周辺環境だと言えます。

 

もちろん、勤務先や通学先が主要な駅の近くにない場合もありますが、路線数が多い最寄り駅の近くにある賃貸物件に住む方が行動範囲は広げやすくなります。

 

 

○忘れずに確認しておきたい賃貸物件の環境・設備②追い焚き機能

 

賃貸物件を下見するとき、浴室とトイレが一体型なのかそうでないのかは、ほとんどの方が忘れずに確認します。

ただ浴室のタイプを確認するのであれば、追い焚き機能が付いているかどうかも忘れずに確認するべきです。

 

追い焚き機能があれば、1度冷めてしまった浴室のお湯を温めることができるため、もう1度沸かす手間が省けます。

普段あまり浴槽に浸からないという方も、冬の寒い時期は浴槽に浸かるかもしれないということを想定して、なるべく追い焚き機能が付いている賃貸物件を選ぶようにしましょう。

 

 

○忘れずに確認しておきたい賃貸物件の環境・設備③鳥や虫の発生状況

 

賃貸物件の下見において、ベランダやバルコニーの広さ、陽当たりなどを確認するのはとても重要なことです。

ただベランダやバルコニーについて確認するのであれば、周辺で鳥や虫がどれくらい発生するのかも確認しておきましょう。

 

たとえ広々としたベランダ、バルコニーであっても、周辺に多くの鳥がいる場合、糞などで汚れてしまう可能性があります。

ベランダ、バルコニーの面積が広ければ広いほど、掃除が大変になってしまうので注意が必要です。

 

また公園などが近くにある場合、ベランダやバルコニーでは虫も発生しやすくなるので、何度か足を運んで発生状況をチェックするべきです。

 

 

○忘れずに確認しておきたい賃貸物件の環境・設備④建物の耐震性

 

建物の耐震性は、なかなか賃貸物件の下見でチェックされない部分です。

これは下見で確認するのが難しいため、賃貸物件が建てられた年、日付で確認しましょう。

 

1981年6月1日以降に建てられた賃貸物件であれば、現行の新耐震基準に基づいた耐震性のチェックが行われているため、耐震性は高いと言えます。

またそれ以前に建てられた賃貸物件である場合は、建てられた後に新耐震基準に基づいた耐震性のチェックが施されているかを確認しましょう。

 

近年は大規模な地震が発生する機会も多いため、賃貸物件の耐震性を確認することも、欠かせない環境の確認だと言えるでしょう。

 

ちなみに鉄筋造りと木造作りでは、鉄筋造りの方が耐震性に優れているというイメージがありますが、一概にそうとは言えないため、その情報だけで耐震性が高いと判断するのは危険です。

 

 

○まとめ

 

賃貸物件において、忘れずに確認したい環境や設備について解説しました。

まず最寄り駅までの距離を確認する際は、必ず最寄り駅の路線数をセットで確認しましょう。

 

またあまり浴槽を利用しない単身者の方であっても、追い焚き機能があるかどうかは必ず確認してください。

そしてベランダ、バルコニーに現れる鳥や虫は、快適な生活に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。