購入した家にはない賃貸物件の利点について

2019年04月09日

賃貸物件メリット①

購入した家と賃貸物件は、その利点がよく比較されます。

今回は今一度、購入した家にはない賃貸物件の利点を細かく解説したいと思います。

資金が貯まり次第、家を購入しようと考えている方は、賃貸物件に住み続けることの利点も事前に把握してから行動しましょう。

 

 

○購入した家にはない賃貸物件の利点はこんなにある!

 

購入した家にはない賃貸物件の利点には、主に以下のことが挙げられます。

 

1.ローンを組む必要がない

家を購入する場合、一括払いで購入するという方はほんの一握りです。

ほとんどの方が、住宅ローンを組んで家を購入することになります。

住宅ローンは家を購入するにあたって非常に便利なサービスですが、返済が厳しくなった場合、せっかく手に入れた家を売却しなければいけなくなる可能性があります。

賃貸物件であれば、住宅ローンを組む必要はありませんし、仮に賃料を滞納してしまっても、“自分の家”を失うことにはなりません。

 

2.引っ越ししやすい

1度家を購入すると、住宅ローンの返済などとの兼ね合いがあるため、すぐにその場所から引っ越すのは難しくなります。

したがって家族が増えたときや、周辺住民とのトラブルに巻き込まれたときでも、ある程度我慢して今の環境で生活する必要があります。

一方賃貸物件であれば、住環境の変化や周辺住民とのトラブルがあった場合でも、購入した家より比較的容易に引っ越しができます。

 

3.収入減に対応しやすい

購入した家にはない賃貸物件の利点には、収入減に対応しやすいという点も挙げられます。

購入した家の場合、世帯の収入が減ってローン返済が厳しくなっても、基本的に一定の額を返済し続けなければいけません。

したがって世帯の収入が減ってしまうと、家計が一気に圧迫されやすくなります。

賃貸物件でも、収入が減れば当然賃料支払いの負担が大きくなりますが、賃料の安い物件に引っ越すことで、比較的簡単に負担を小さくすることが可能です。

 

4.良い立地に住める可能性が高い

立地が良い場所に家を購入するというのは、決して簡単なことではありません。

場合によっては、数億円単位の資金が必要になることもあります。

立地が良い場所の賃貸物件を借りるのも、他のエリアの賃貸物件を借りるのと比べれば費用はかかりやすくなりますが、家を購入するよりはハードルが低いでしょう。

 

 

○購入した家にはない賃貸物件の欠点は?

 

では、購入した家にはない賃貸物件の欠点にはどんなことが挙げられるでしょうか?

 

1.自由なリフォームができない

購入した家にはない賃貸物件の欠点には、自由なリフォームができないという点が挙げられます。

大規模なリフォームなどはもちろん、賃貸物件では画鋲を刺したり、設備を付け替えたりということも基本的にはできません。

賃料を支払っているとはいえ、賃貸物件はあくまで他人の所有物のため、これは致し方ないことです。

 

2.支出が途切れることがない

購入した家にはない賃貸物件の欠点には、支出が途切れることがないという点も挙げられます。

購入した家の場合、住宅ローンを完済すれば、家に関する支出はほとんどゼロになります。

ただ賃貸物件の場合、その物件に住み続ける以上賃料は支払い続けなければいけないため、支出が途切れることはありません。

しかし購入した家の場合、住宅ローンを完済しても固定資産税などは継続して支払う必要があるため、家に関する支出が完全にゼロになるわけではありません。

 

 

○まとめ

 

購入した家にはない賃貸物件の利点を中心に解説しました。

一般的には、“長期間住むなら家を購入すべき”と考える方が多いのは事実です。

ただ比較的気軽に住まいを移したい方、将来の収入に不安がある方などは、賃貸物件に住み続けることも1つの選択肢と考えておきましょう。

自分が住まいに対してどんなことを求めているかによって、家を購入するべきなのか、賃貸物件に住み続けるべきなのかは変わってきます。