賃貸物件における浴室乾燥機の重要性
2019年04月15日
賃貸物件における浴室乾燥機は、さまざまな役割を果たしてくれるとても便利な設備です。
したがって今回は、賃貸物件における浴室乾燥機の利点を解説し、入居前に浴室乾燥機のどんなところを確認すればいいのかについても併せて解説します。
利便性の高い賃貸物件に入居したいという方は、ぜひ参考にどうぞ。
○賃貸物件における浴室乾燥機の利点について
賃貸物件における浴室乾燥機には、以下のような利点があります。
1.いつでも洗濯物を乾かせる
冬の寒い時期や梅雨など、1年の間には洗濯物が乾きにくい時期が何度かあります。
ただ浴室乾燥機があれば、時期に関係なくいつでも洗濯物をすぐ乾かすことができます。
また洗濯物を広げた状態で温風を当てることができるため、シワもほとんど付きません。
2.スペースをうまく使える
賃貸物件における浴室乾燥機には、スペースをうまく使えるという利点もあります。
通常外に洗濯物を干せない場合、部屋の中のスペースを見つけて干すことになりますが、浴室乾燥機があればスペースを見つける必要はありません。
3.カビの発生を防げる
入浴した後の浴室で浴室乾燥機を使用すれば、濡れた天井や壁、床をすぐに乾かすことができ、カビの発生防止に繋がります。
4.ヒートショック対策になる
浴室乾燥機の暖房機能を使用することで、効果的なヒートショック対策になります。
ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、失神や心臓発作などを引き起こしてしまう現象のことで、冬場に起こりやすくなります。
浴室乾燥機で部屋や脱衣所と浴室の温度差を少なくすることによって、そのような現象は起こりにくくなります。
○賃貸物件における浴室乾燥機に欠点はあるの?
結論から言うと、賃貸物件における浴室乾燥機に欠点はほとんどないと言えます。
唯一の欠点として挙げられるのは、定期的にフィルター掃除をしないと効果が薄れてしまうという点です。
また機能的な欠点ではありませんが、浴室乾燥機が付いている賃貸物件は賃料が高い場合が多く、光熱費もかかりやすくなるので、事前に把握しておきましょう。
○入居前に浴室乾燥機のどんなところを確認すべき?
浴室乾燥機が付いている賃貸物件に入居する場合、入居前に浴室乾燥機のどんなところを確認すべきなのでしょうか?
1.年式
賃貸物件における浴室乾燥機を確認する場合、まず年式から確認しましょう。
浴室乾燥機における寿命は、大体10年前後と言われています。
したがって、たとえ浴室乾燥機が付いている場合であっても、年式が古いとすぐに故障してしまう可能性があるので注意が必要です。
2.音、ホコリ
賃貸物件における浴室乾燥機を確認する場合は、音やホコリに関しても欠かさず確認します。
作動させたときにホコリが落ちてくる場合、中にホコリが溜まっている可能性があります。
また作動音が大きい場合は、ホコリが原因の可能性があり、そのまま使用すると故障してしまう可能性があります。
3.故障時の負担
もし賃貸物件における浴室乾燥機が故障したとき、誰が修理費用を負担するのかも確認しておきましょう。
基本的には、入居者の過失によって故障してしまった場合以外は、賃貸物件のオーナーが修理費用を負担します。
ただめったにありませんが、賃貸借契約書に“入居者が負担する”と記載されている場合は、修理費用を入居者が負担しなければいけないので注意しましょう。
○まとめ
賃貸物件における浴室乾燥機の利点、欠点、入居時の確認ポイントについて解説しました。
浴室乾燥機には、いつでも洗濯物を乾かせるという利点だけでなく、カビやヒートショックの対策として利用できるという利点もあります。
ただほとんど同じ条件の賃貸物件であっても、浴室乾燥機が付いている賃貸物件は、浴室乾燥機が付いていない賃貸物件よりも賃料が1~2万円程度高くなる傾向があるので、そこは理解しておきましょう。